コロナ禍の新標準で開催を目指した湘南国際マラソンが中止
第16回湘南国際マラソンの中止が発表された。
湘南国際マラソンは僕にとって唯一の「DNF」となった痛恨の大会。
第1回大会(江ノ島発着)に出走したのだが、第3関門で制限時間に間に合わず、ゴールまでは最後尾ランナーの後ろからトロトロとバスで走った。
本来ならば、リベンジを果たすために再挑戦するところだが、第2回以降は走る向きが逆(大磯発着)に変わったこともあり、未だ果たせていない。
■湘南国際マラソンの歴史
湘南の歴史は、変更に次ぐ変更の歴史となっている
2007年3月18日
第1回大会開催
江ノ島を起点に湘南海岸を往復するマラソン
主管:神奈川陸上競技協会
第1回東京マラソン開催の1ヵ月後という時期
当時のエントリーは先着順
2008年3月16日
第2回大会開催
西湘バイパスが台風で崩落したことを理由にマラソンから30kmレースに変更
江ノ島発着を断念し、大磯発着に変更
2008年11月16日
第3回大会開催
開催時期が3月から11月に変更
再び42.195kmで行われたが、大磯発着は変わらず
制限時間が5時間40分から6時間に延びた
2009年11月8日
第4回大会開催
スタート位置を国道1号線から西湘バイパス上に変更
2011年1月23日
第5回大会開催
開催時期が11月から1月に変更
湘南海岸の砂埃を意匠に取り込んだNIKE製の参加賞Tシャツが「製品事故ではないか?」と話題になった
2011年11月3日
第6回大会開催
1月から11月に変更
2012年11月3日
第7回大会開催
制限時間が6時間から6時間30分に延びた
2013年11月3日
第8回大会開催
初めて前回大会からの大きな変更がなかった
2014年11月3日
第9回大会開催
湘南International Marathonサポーター枠を設けたが、スポンサーが集まらず不成立となった
また、この大会を利用して2015年3月に開催される「第1回横浜マラソン」のボランティア・リーダー研修(任意参加)が行われた
2015年12月6日
第10回大会開催 4年つづいた文化の日から12月に変更
スタート前、西湘バイパスに停車していた車から自殺とみられる遺体が見つかり、スタートが5分遅れた
2016年からは要項に大きな変更はない
2020年
第15回大会
コロナ禍により2021年2月28日に延期したが、その後中止となった
2021年
第16回大会
コロナ禍により2022年2月20日に延期したが、その後中止となった
※マラソン大会は中止の場合も回次数はカウントアップされる
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今回は初めて湘南国際マラソンにスポーツボランティアとして参加予定だった。
東京2020オリパラの選手村仲間たちに呼びかけたところ、ある程度の人数が集まり、グループでエントリーした。
スポーツボランティアがスポーツボランティアの場で再会する。
絵に描いたような趣向だ。選手村は競技会場ではなかったが、今回は競技に接する役割という意味でも楽しみだった。
ただ、それも再燃したコロナ禍に阻まれてしまった。とても、残念なことだ。
一番残念なのは、大会に備えて走り込んでいるランナーたちだろう。
競技者にとって、大会でその力を披露することが心の支え。
局地的な災害が中止要因ならば、遠くで行われる大会に遠征することもできるが、コロナ禍では横並び、軒並み中止となるため、それも叶わない。
ただ、スポーツを愛す人々の心に悲しみの雪が積もる
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