QUEEN We will rock you どんどんちゃっあ~ が心に響くスタジオ1990
スタジオ1990を手に入れた日から、これまでに買い集めた音楽カセットを1つずつ聴き直している。
音楽のハード環境が変わった時、手持ちのライブラリーを全部、聴き直したいと想ったことは過去にも1度あった。
PCモニター「BOSE M2」を手に入れた時だ。
パソコンに接続するだけで、手軽に鳴らせるBOSE。
秋葉原の店頭で見つけて衝動買いしたこのスピーカーは「PC音楽」にあまり多くを求めていなかった僕を興奮させた。
パソコンに入っている 4,000曲で新たな体験を4,000回できる。
ソフトは買い換えず、音の鳴る機器を変えるだけ。
それでワクワクが手に入るところが、オーディオ趣味の醍醐味の1つだ。
期せずして今回、BOSE M2に次いで2度めの経験をすることになった。
そもそも、スタジオ1980に加えて1990を買い足す際「これで、音がよくなる」と想ったわけではない。
子どもの頃憧れのマシンを、さらに手にしたいという「限りない欲望」の成せる業だ。
BOSE M2を衝動買いしたのは、店頭で手持ちのウォークマンをつなぎ、慣れ親しんだ曲で試聴したからだった。
「We will rock you」「Don't look back」「約束の橋」
生涯で千回以上は聴いているこれらの曲が、音を聞き分ける基準になる。
書棚から「世界に捧ぐ」のカセットを取り出して1990にセット
プレイボタンオン
どん
どん
ちゃっ
あ~
レコードやテープがすり減るくらいこの曲を聴いたご同輩ならば、ブライアン・メイの声と想える「あ~」に反応してくれると想う
1990の20cmウーファー・スピーカーの「どんどん」は、1980のそれとは異次元の力強さだ
最大出力3Wの1980に対して、1990は5.5W
そこに「あ~」だ
この曲の無骨さを象徴する、この「あ~」はLPレコードとカセットテープ、CD、PCMレコーダー、PCとハード環境のデジタル化が進むに連れて、あまり心に響かなくなっていた。
欲望に任せて手を出した2つめのラジカセ「スタジオ1990」
これは、買って良かった
それは、スタジオ1980とは全く別モノだった
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