くまモン 災害と自粛 くまモンファン感謝祭2022 in TOKYO
2022年1月15日(土)と16日(日)、新宿文化センターで「くまモンファン感謝祭2022 in TOKYO」が開催された。
2010年代からの「ゆるキャラ」ブームもあり、全国にはたくさんのマスコットが活動しているが「ワープ」を会得しているマスコットは少ない。
くまモンはその希有な技を使い全国のあちこちに現れる。
毎年、年明けから春先にかけて記念イベントを行っており「誕生祭」を行う本拠地熊本以外では、修行時代を過ごした大阪、首都東京などで「感謝祭」を開催している。
くまモンの誕生は九州新幹線開通日の2022年3月12日。
これは、東日本大震災の翌日である。
感謝祭が東京で初めて開催されたのは2014年。
開場は東京国際フォーラム。物販、展示イベントに加えてステージが行われた。
イベントスペースは誰でも入場できたが、ステージは事前申込み制。
当然のように定員を超える申込みがあるため抽選となる。
→くまモンファン感謝祭inTOKYO2014、東京でくまモンに会ったブログ
それ以降、毎年1月または2月に二日間の日程で行われてきたが、2021年はコロナ禍により中止。今年は2年ぶりの開催となった。
2021年11月に要項が公式サイトなどで開示されて「サンくまステージ」観覧の募集が始まる。
12月24日に当選者にQRコードチケットが届いた。
2014年、2015年に当選した際、当選した時点では座席は指定されておらず、当日会場入り口で抽選箱からくじを引いて座席を決めていた。
今回は当選した時点で指定席となっていた。
(収容人数に対して50%の入場)
イベントが近づくに連れて、東京でもコロナ感染が広がったことで、物販・PRブースの催事は中止されて、ステージのみの開催となった。
また、今回は初めての試みとして、全4回開催されるステージのうち、日曜日の第2回ステージがYou Tubeで生配信された。
(瞬間最大視聴数は1000ユーザー程度)
2011年 誕生日(お披露目)の前日に東日本大震災
平成28年(2016)熊本地震
2020年 コロナ禍
人々を元気にするために生まれたくまモンの歴史は、災害と自粛の歴史に重なる。
活動で元気づけるために存在するのに、一番、その力が必要な時に世間の「自粛同調圧力」に晒され、活動を制限される。
くまモン隊のお姉さんが涙ながらに語ったエンディングは、去年「スポーツの力」を信じて開催を祈った東京2020にダブって、沈痛な思いがした。
| 固定リンク | 0
「趣味」カテゴリの記事
- ドクターイエローはまだ引退しない ドクターイエロー体験乗車が当たる!(2024.07.14)
- ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題-後編-(2024.01.11)
- ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題(2024.01.10)
- 「世界でいちばん透きとおった物語」という体験(2024.01.04)
- 鼻毛男と図書館の本-後編-(2024.01.06)