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2022年3月17日 (木)

ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復はできません

その日、エクセルブックが壊れて、1ヵ月分のデータを失った。
それは、日々の記録をこと細かく記したもので、それに纏わるメモやリンク先などが記されたとても大切な記録だ。

このブックは「記録2022A」「記録2022B」のように(末尾のアルファベットを)リネームすることで世代管理しており、日々のバックアップは取っていない。
なぜ、クラウドに置かないのか?
と言う人がいるかも知れないが、クラウドというのは、大切な金庫を金庫の開け方に精通している人の家に預けているようなものだ。
旅行で撮ってきた風景写真ならば置いてもよいが、大切な情報を置くのは躊躇する。

さて、前回のリネームはいつか?とフォルダーを覗いてみたところ一ヶ月前。つまり、1ヵ月分のデータを失ったということになる。


エクセルのファイルを開いたまま、パソコンをシャットダウンしてしまうのはよくあることだ。
そんな時、次にエクセルを開くと左ペインに修復候補のファイルが表示される。
その候補を開いて、念のためにファイルをリネームしておけば、安全に復旧することができる。
いつもはそうしていたが、その日は違うことをしてしまった。


「記録2022B」を開き、セルに記入しておいたURLをクリックすると、エクセルが(反応なし)となり、エクセルを強制的に終了させた

▼ALT+CTRL+DEL
▼タスクマネージャー
▼エクセルを選択
▼タスクの終了

再びエクセルを起動すると、左ペインに修復候補が表示されている。
ここまではよくあることだ。
この時「まだ、何もデータ入力していないからいいや」と、その候補を閉じた。
再び「記録2022B」を開こうとすると・・
「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復はできません」

まさかの展開だ。
まだ何もデータ入力していないし、上書保存もしていない。それでもブックは壊れていた。

エクセル側に言わせれば「あなたは修復を断ったじゃない。もうムリよ」ということである。

そこで困った時の「Google先生」
先生に次の2つの方針で尋ねてみる

1.自分でできる方法
2.業者に頼む

1.自分でできる方法 については、マイクロソフトのヘルプページが見つかったが、その方法で試しても「ブックは破損しているため~」の状態を脱することができなかった。

2.業者に頼む方法は、時間とお金がかかるし、データの性格上、頼みづらかった。


失ったものは仕方ない。すぐに気持ちを切り替えた。
1つの前の版である「記録2022A」を開き、それを「記録2022C」として使うことにする。
壊れた「記録2022B」は他のフォルダーに移そうかと想ったが、その時はしなかった。
そして、このことが、偶然の僥倖を呼び起こす。


ここから書くことは、修復方法とは言い難い。
「方法」というからには、再現性が保証できなければならない。
従って、復旧できた事例である。


数時間後「記録2022C」を開いたまま、DAZNでV・ファーレン長崎の試合を見ていた時のことだ。
大分の攻撃中、選手の動きが突然止まった。
あぁあ、またDAZNが落ちたか。最近はずいぶん安定していたのにな・・
そう想った次の瞬間、スピーカーから「ぶーん」という音が鳴り、画面が砂の嵐になった。

一大事だ。こんなことは経験がない。心に戦慄が走る。
手も足も出ないので、強制的にパソコンの電源を落とす。
お祈りしながら、電源スイッチを押すと、何事もなかったかのように、いつもの起動画面が出た。


胸をなで下ろし、DAZNが映るのを確認して、エクセルブックを開こうとすると・・
左ペインの復旧候補に「記録2022C」と並び、壊れたはずの「記録2022B」が表示されていた。

半信半疑で「記録2022B」を開いてみると、何事もなかったかのように失ったはずのデータがそこにあった。

この事例から次のことが言える

「ブックは破損しているため~」の状態になった場合

1.破損したブックの名前、保存位置を変えない
2.任意のエクセルブックを開いた状態で、パソコンの電源を落とす(自己責任で^^;)
3.パソコン、エクセルを起動

これで、破損したブックが修復リストに表示される(かも知れない)

ど素人!エクセル講座

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