2022年に開催される東京マラソン2021
【2022年 第16回】
2022年3月6日(日)
市民マラソンとしては、3年ぶりに東京マラソンが開催される見通しとなっている。
ちなみに東京マラソンは現在「第*回」という表記をしていない。日本陸連のホームページでも「東京マラソンyyyy」と西暦表示のみとなっていた。
陸上競技大会は中止の回も1回としてカウントされる慣例に倣い、ここでは「第16回」としている。
この大会の名称は「東京マラソン2021」
2022年に開催されるが、名前は2021というのは「東京2020」の前例がある。
2021年大会が延期された大会という位置づけであり、出場するのは2021年3月に2021年大会にエントリーしたランナーである。
2022年に東京マラソンは開催されるが「東京マラソン2022」という大会は開催されない。
元はといえば、今大会は「東京マラソン2020」の延期分と言える。
スポーツボランティアに配布されたキャップには東京マラソン2020の文字が入る。
だが、競技者は東京マラソン2021にエントリーし直して開催するので「東京マラソン2021」を謳うものと想われる。
■今大会の時系列の記録
2021年1月8日(金)10:00~1月20日(水)17:00
東京マラソン2020出場予定者の権利移行 手続
(希望者は2021年大会、2022年大会いずれかを選択)
この期間を過ぎた場合、自動的に東京マラソン2022に権利移行となる
2022年2月18日
理事会で催否判断。開催決定
開催に踏み切る前提として、いくつかの条件が要請という形で示された。
○ランナーへの要請
・PCR検査で72時間前までに新型コロナウイルス陰性を証明
・体調管理アプリのダウンロードと体温、体調報告
・コロナ感染の場合、重症化リスクが高いとされる65歳以上の参加者に参加自粛を求める
(参加費返金、翌年以降に無抽選で出走権付与)
○沿道応援者への要請
応援自粛を求める
○スポーツボランティア
・体調管理アプリのダウンロードと体温、体調報告
役割毎に期間が異なり「メンバー」の場合、2月24日~3月20日の間、毎日アプリで体温と体調を報告する
今大会の新機軸として特筆に値するのは、給水所がナンバーカードの末尾でテーブルを分けたことだ。
トラブルリスクを抑えるために、エリートの大会で行われている方法が市民ランナーの大会で採用された。
マラソンの給水所というのは、大抵、手前のテーブルが大混雑していて、奥の方が空いている。慣れているランナーは奥の方へ進もうとするのだが、手前のテーブルに群がったランナーは、経験の浅さがマナーに出る。立ち止まったり、飲み終わった水をぶちまけたり、バナナの皮を捨てたり、始末に負えない。いつも、そこをスルーするーのに緊張しなければならない。
給水の運用は手間が増えるものの、ランナーからすれば、タイムロス要因が減るし、なにしろプロみたいで気分がいいだろう。
ぜひ、この「末尾分け給水」は「東京マラソン2023」でも続けて欲しい。その時は、ランナーの方で参加したい。
最後に「東京マラソン2021」の出場ランナーの皆さん、出場おめでとうございます。
3年越しで再開に漕ぎ着けた主催者の皆さん、そして、走りたくてもここに戻って来ることができなかったランナーにも想いを馳せ、幸せを噛みしめてください。
その真摯な姿に対して(自粛と言われてもきっと来る)沿道のマラソンファンも、ボランティアも声援を送ることはできませんが、心からの拍手を贈ると想います。
| 固定リンク | 1
「マラソン」カテゴリの記事
- マラソン 47全都道府県制覇! への途が開けるふくい桜マラソン(2023.09.19)
- 第25回長野マラソンを走る「旅マラソン」ランナーの皆さんへ(2023.04.19)
- 世界6大大会を駆け抜けたランナー Congratulation! おめでとうございます! お疲れ様です! 1万回の声かけ(2023.03.07)
- 東京マラソン2023 走る前から「金メダル」? 外国人ランナーが多い理由(2023.03.05)
- 東京マラソンは「ネガティブスプリット」 品川からビクトリーロードでゴールを!(2023.03.02)