まさか、空也上人のほうから東京へご動座いただけるなんて!
見逃したくない情報は「Google先生」に頼んでアラート登録をしている。
「シン仮面ライダー」「V・ファーレン長崎」といったキーワードを登録しておくと、関連情報がネット上にアップされると「Google先生」がメールで教えてくれる。
これは能動的に情報収集するテーマが明確な時にはとても有効な手段だ。設定はとてもカンタンである。
■設定
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その情報はまったく想定していなかったので、これまでに「Google先生」に尋ねたこともなければ、もちろんアラート登録もしていなかった。
その日、知人のtweetを見て目を疑った。
なんと「空也上人立像」が東京に来ているではないか
聞いてないぞ!(それはそうだ)
空也上人立像は高校日本史の教科書でお馴染み。
「南無阿弥陀仏」の六字名号が小さな化仏となって口から出ているのが独特な立像だ。
ここでいう立像は京都六波羅蜜寺所蔵のもの。
教科書に載っているので、六波羅蜜寺のものが有名だが、空也上人立像は全国に6体が確認されている。
■5カ所6体の空也上人立像
京都 六波羅蜜寺 入滅した寺に収蔵
京都 月輪寺 血気盛んな空也上人
愛媛 愛媛県浄土寺 老齢の空也上人
鳥取県 転法輪寺 2体収蔵
大阪市 藤田美術館 老年の穏やかな表情
口から吐き出す阿弥陀仏は6体共通ではなく、転法輪寺の2体は口から化仏が出ていない。当地では971年に空也が立ち寄りこの地で入定(死亡)したと伝えており、2体のうち1体は入定の姿を表している。
月輪寺(つきのわでら)の立像は、阿弥陀仏を3体ずつ2方向に吐き出している。
空也上人立像が東京にお越しいただいていると知った時には、すでに会期は17日を終えていた。
空也上人立像には、いつか京都マラソンを走りに往く時に「京都鉄道博物館」とセットで拝顔に行こうと考えていた。
ところが、空也上人のほうから東京へご動座いただいているとは・・
まさか、六波羅蜜寺の門外へ出ることがあると想っていなかったので、著しく気が動転し、すぐにしらべる
■「特別展 空也上人と六波羅蜜寺」概要
空也上人没後1050年の2022年に開催
会期:3月1日(火)~5月8日(日)
会場:東京国立博物館 本館
観覧料:一般 1,600円
■主な展示内容
空也上人立像
四天王立像
地蔵菩薩立像
伝平清盛坐像
「東京では半世紀ぶり」と告知されているが、前回いつ何処で展示されたのかは説明されていない。しらべると1973年に東京へ僥倖された様子(会場、主旨は不明)
「49年ぶり」とは書きづらいので「半世紀ぶり」と記載しているのだろう。
つづく
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