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2022年4月22日 (金)

発見!空也上人立像の銅線は株価チャート型

2022年2月17日
特別展への搬出に向けて空也上人立像が梱包された。
日本通運の特別チームが京都から東京へトラックで搬送。
口から吐き出された銅線でつながった化仏は、以前は抜けるようになっていたが、今は固定されているという。
ニュースで紹介されていた梱包風景は、とても興味深かった。


予約時間の5分前、建物の左側入口に待機列ができる
待機列の先頭に立ち戦闘モード^^;)
入場すると、前の時間帯の客が滞留していたが人影はまばら。
360度に首を振って空也上人を探すと、右手後方に居た。


空也上人は平安時代、天台宗の僧侶。
いつも念仏を唱えて町を周り、人々を助けていたので市聖(いちのひじり)と呼ばれていた。西光寺(後に六波羅蜜寺と改名)を創建した
一心に「南無阿弥陀仏」を唱えたことを表現するために、立像では六字名号が小さな化仏となって口から出ている。


展示室内に順路設定はなく、空也上人だけを好きなだけ見ていることもできる。混雑時のパンダのように「立ち止まらないでください」と言われることもない。
立ち止まらないどころか、ガン見できる

高さ117.6cmの空也上人、高い台に置かれているので見上げる角度
ゆっくりと右回りで進む
一歩進んだら停まり、その角度の空也上人を目に焼き付けたら、また一歩進む
平日のお昼過ぎという時間帯も幸いしていて、ゆったり見ることができる
こうして「空也上人を360度から見られる」ことが、当たり前ではないことをこの時、知らなかった。
六波羅蜜寺の宝物館(収蔵庫)ではヨコ、後ろに回って見ることはできないらしい。考えてみればそちらの方が普通だ。

初めて見るだけで僥倖であるのに、京都でも見られない位置で空也上人に謁見できるとは。拙者、三国一の幸せ者だ^^)


空也上人の左サイドまで来たところで、用意してきた双眼鏡を取り出す
お目当ては化仏。
先ほど特設ショップで買った、化仏だけを写した大型はがきと現物を見比べる
ただ、照明が暗いため双眼鏡では見づらかった。


ここで、重要な発見をする
ハガキの写真と現物では銅線のカタチが違うのだ
ハガキでは直線的だが、現物の銅線は好不調を繰り返す株価チャートのように山と谷を繰り返している。



自宅にある空也上人立像スタチュー(イSム)も「チャート型」


「危ないですよ」
新発見?に夢中になり、ハガキを翳す手が柵を超えていて、学芸員よりそっと注意された。ことばは僕を想ってのものだが、彼女からは僕が危ない人に映っていたかも知れない。

330度を終えようとした時、空也上人の目が光った
こわっ
まさか光り物が埋め込まれているとは知らず、上人が何かに怒っているのかと考えてしまった。
これが「玉眼」と呼ばれていることは、後で「Google先生」から教わった


ここでコーヒーでも出れば、いつまででも見ていられるが、パンダのように動き回るわけでもない立像をそれほど長く見てもいられなくなって15分で退出
この時は、すぐに再会することになるとは思ってもいなかった。
出口の外にある特設ショップをいま1度見る
見逃しているものはないだろうか
その時、空也上人が5つの角度からプリントされたTシャツ(3,000円)に目が留まった。サイズはS/M/L。
現物見本が吊してあるので肩幅に合わせることはできる。
「試着していいですか」
とはさすがに言わなかった。

・もう買うことはできない
・あとで欲しくなってもムリ
・フィギュア(9,800円)を買ったと想って

人はモノを買う理由をすぐに3つは見つけることができる
お買い上げしたTシャツは、いつものサイズ感でちょうどよかった。

空也上人講座

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