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2022年6月 8日 (水)

アルカスでパブリックビューイングした試合は「全勝」です

2022年6月5日(日)
J2リーグ【20節】
栃木SC-V・ファーレン長崎

<ハーフタイム>
「アルカスでパブリックビューイングをした試合は、ここまで全勝です。後半に逆転してくれるでしょう」
佐世保アルカスのパブリックビューイング会場では、こんなアナウンスがされていた。

試合翌日、DAZNで確認すると、栃木の先制シーンでは福森が江川を抱え込むことでグティエレスをフリーにしていた。
得点に関わる局面であり、J1ならばオンスクリーンレビューからゴール取り消しとなった可能性もある。
それでも、ここはJ2だし、情報が少ないのが現地だ。


<後半>
大坪博和主審の笛と同時にG-SHOCKのストップウォッチを押して時計を進める
すると、予期していなかった時間に、突然、僥倖が訪れる

2分
【V長崎】ゴール前に迫ると加藤大が曖昧なボールを入れる。DFのクリアボールに走り込んだ米田、ゴールラインぎりぎりからマイナスクロスを入れると、ニアに入った澤田崇が蹴り込む

まさかやぁ(ちむどんどんか)

こんなに早く・・いや、同点になることすら、ちょっと忘れかけていた^^;)
あとで知ったのだが「崇のジンクス」というのがあり、澤田がゴールした試合は勝つらしい。
人は誰でもジンクスを持っていて、それには良いことも悪いこともある。
良い方にはデータで明確に示せるものもあれば、個人ごとの「願掛け」「験担ぎ」もある

21分
【栃木】のショートカウンター クロスを収めた途中出場のトカチがフリーでシュート。これを富澤がビッグセーブ。僕らは遠くにいるトミーに大拍手

24分
【V長崎】右奥で収めた澤田崇が中に送ると、植中のシュートが地面の上をキレイな軌道で転がってくる
まさかの逆転^^;)
これは何度見ても美しい連携。エジガルのスルーは芸術の域に達している

手元の時計は25分を表示している。DAZN観戦ならば「なんとか逃げ切って欲しい」と祈っている頃だが、不思議とそんな気持ちになっていない

29分
【栃木】右サイドでトカチ→矢野のホットラインからCK獲得
矢野のヘッドは後ろに流れたが、そこに居たフリーのグティエレスがゴツンとヘッドで決める。同点

2点ともセットプレーとは・・
ただ、不思議と「勝ち点3が・・」といった悲壮感はなかった。

34分
【V長崎】植中朝日が長い距離をドリブルして右のエジガルへ。エジガルは僕らもびっくりのいきなりシュート。ギリギリのセーブとなって初コーナー獲得
二見とグティエレスがやり合っていて、大坪主審に注意を受ける
僕らの「いっれっろっ拍手」空しく得点できず

38分 残り7分でようやく松田さん、初めての交代
奥田晃也→クリスティアーノ
澤田崇→山崎亮平

松田さんが栃木SCの監督だったのは 2009-2013年
クリスティアーノが栃木SCに居たのは2013シーズンのみ(16ゴール、12アシスト)
わずか1シーズンの在籍だが、栃木ゴール裏からは登場に拍手が送られていた。素晴らしいサポーター。共にサッカーを愛する仲間がいる。

42分
エリア内でクロスを受けようとした米田が手で押して潰されるがノーファール
44分
クリスティアーノのアフタープレイにイエロー
審判により、additional timeボード「3」が掲げられる
僕らはただ、目の前の試合に集中していた90分
ドラマが起きる

45分
【V長崎】ミクニの横ロングパスがずれてクリスティアーノが拾う
そのままゴールまでドリブル。僕らは拍手を打ち鳴らし「来い来い」と心で叫ぶ。
人は集中していると視野が狭くなる。
周りを誰が走っているかは見えず(クリスは2度見していた)ただ、クリス1点を凝視していると、遠めから打ってきた!ボールの弾道がきれいに見える。ボールはうねりをあげて対角線へ突き刺さる!
大歓声
ちなみに「声を出しての応援」は禁止されている。チャントを歌う、声を掛ける応援はダメ。だが、歓喜の声は禁じられていない。
(もちろん、ここにきた誰もが抑制する気持ちで臨んでいる)

クリスティアーノがゴール裏にやってきて、ゆっくりと歓喜の時間。
大丈夫か?とセンターサークルを見やると(プレーを始めさせないために)長崎の選手が入っている。
関東アウェイ戦、この前の群馬戦も2-2からクリスティアーノが決めてくれた。僕らはまさかの再現に酔った


こうなると松田さんの「交代の遅さ」が効いてくる。残している交替機会を2度に分けて時間を使う
+2分
エジガル→イバルボ
+3分
植中朝日→カイケ
カイケがリーグ戦初出場(30秒 ボールタッチなし)4日前の天皇杯では途中出場で30分間、齟齬のない守備、正確なパスをみせていた。次の機会も大いに楽しみだ。

先制すれば負け無しの栃木に逆転勝ち
試合を終わって、V・ファーレン長崎は相手チームの「*戦*なし」を途絶えさせる「ジンクス」を持つチームということを想いだした


帰りのバスの中、会話は自粛されており、各々が自分の方法で試合をふり返る。
僕は初めてDAZNで映像を確認した。

クリスティアーノのゴールから松田さんのインタビューまで。
今知りたい情報が、リプレーで確認できる。
DAZN基盤の盤石ぶりに、頭が下がる。

21:15
バスは順調に工程をこなして、休憩のpasar蓮田上り線にすべりこむ。
そこで、おみやげを買うのがいつものパターン
勝った日は、財布の紐が緩む^^)
人影まばらな夜のサービスエリアをV・ファーレン長崎のユニフォームが占拠している。

昼間のように、それを物珍しそうにみる人たちはいない。

【告知】
7月2日(土)18:00キックオフ
ヴァンフォーレ甲府-V・ファーレン長崎
JIT リサイクルインク スタジアム

東京駅発着スタジアム直行 有志バスツアーもあります。
関東の長崎県人の皆さん、応援に行きましょう!
バスツアーについて詳しくは
twitterにて以下ハッシュタグで検索!
#甲府対長崎バスツアー

 



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