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2022年6月21日 (火)

「マスク依存」を初体験

朝ご飯はとうにやめ、最近はお昼ご飯も週1度の僕は、食事に対する渇望がない。
「はやく、お昼がこないかなぁ」
といった感情が沸いたのは、入院生活の時くらいだ。
従って、選手村活動でもお昼ご飯が待ち遠しいと想ったことは一度もないが、こうして、あとでふり返った時、懐かしく思い出すのが食堂の風景である。

組織内の利用者向けに運営される食堂としては
大学の学食、会社の社食にお世話になったが、選手村の食堂は、そのどれとも違う。
もちろん、食券を持って行くとタダで食べられるというのが、大きな違いだが・・


お昼時の食堂は賑わっている
食堂(正式名称:フィールドキャストブレイク&ダイニング)はField Cast(職員、ボランティア)コントラクター(請負事業者)国・都・自治体からの派遣者など、つまり選手村を支える側の人すべてが利用する。
それぞれは、ユニフォームが異なるので、一目瞭然。
それぞれに、ここでの振る舞いには特徴があるが、それは割愛したい^^;)

入口が混んでいる時に、1度だけ自衛隊の方と話したことがある。
仲間を待っていたAさんが「お先にどうぞ」と先を譲ってくれたのだ。
待機列は渋滞で止まっている。早く冷房が効いた室内に入りたい。
半袖、短パンの僕らと比べて、迷彩服で装備したAさんは見るからに暑そう。

よかったら、これもらってくれませんか?
毎日もらうと溜まってしまって

僕はミライトワとソメイティがあしらわれたクーリングボディシートを差し出した。
これは、日中に汗が拭けるようField Castに毎日配布されているが、僕は使わず家に溜めていた。後に「ご自由にお取りください」と食堂に置かれることもあったが、この時点ではField Castだけの配布と聞いていた。

「いいんですか、助かります」
Aさんは、にっこり笑い、大げさに礼儀正しく喜んでくれた。
愛される自衛隊。
見ず知らずの方と笑顔で交流できたのは望外の喜びだったが、世は特殊な禍況下であり、業務以外の交流はほとんどできなかった。


原則人見知りなので、休憩時間が来ると、食堂に一人で出かける。

仮に誰かと連れ立って行ったとしても、食事中はマスクを外すため、黙食しなければならない。
それならば、1人だろうが2人だろうが同じだ。

ただ、どうしても、誰かと行かなければならないこともあった。
例えば、二人きりでバディとなって動くような場合。
朝からずっと一緒にいて、食事は他のチームと時間をずらして「早番」「遅番」の交代制となっているので、別行動はしづらい。

そして、この日のようにジャンケンで順番を決めた場合。
「負けてもいい」というシチュエーションでは、やたらジャンケンに強い僕はたいてい1番になる。
1番が僕で、2番がサトウさん。
職員さんから「それじゃ1番さん、2番さん、今から1時間で行って来てください」となった。
ここで「じゃ僕は1人で」とは言いづらい。
わりかし、フレンドリーな人と想われているので、相手は「そんなに私がいやなのか」と考え込むかも知れない。

カウンターで食事を受け取ると、トレーを抱えてきょろきょろと座席を探す。
テーブルは個人ごとにアクリル板で仕切られている。

向かい合う位置関係がもっとも、飛沫の遮断性が高いからというわけではないが、僕ら二人は向かい合って座った。

マスクを取るサトウさん(僕もそうだが)
僕はとても、驚いた
さっきまでとの印象の違いがその原因だが、僕にとってコロナ禍に入って1年半。初めて「マスク顔しか知らない人がマスクを外したシーン」だったからだ。
それでも、もちろん、言葉にはしないし、動転した素振りも見せなかった。

2022年に入って、コミュニケーション上の懸念として広く認知された「マスク依存」をこの時、初めて経験したことになる。

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