2024年 NationalクーガRF-877 発売50周年記念 復刻限定販売を!
クーガと聞くとオダギリジョー*を思い浮かべる人もいると想うが、僕の場合ラジオである。
(*そちらはクウガです)
コロナ禍が始まった2020年よりラジカセ生活を再開して、子どもの頃に憧れていたラジカセを手に入れた。
(SONY スタジオ1980、1990)
今もあと1台の出物を待っていて、ラジカセ本体の蒐集はそこで打ち止めにするつもりだ。
現代インターネットの仕組みは、ユーザーの興味と関心を把握しており「これ、あなたが欲しいヤツじゃない?」と世話を焼いてくる。
(自分がヤフオクに出品した品が、自分にお勧めされることもある)
最近、ヤフオクを巡回していると、忘れられないルックスのマシンが表示されるようになった。
僕らラジカセ世代が「エアチェック」や「BCL」「ナマ録」に心を奪われていた当時、少年たちの心を鷲掴みにしたラジオ「クーガ」だ。
■NationalクーガRF-877
メーカー:松下電器産業
発売:1974年(昭和49年)
当時価格:18,500円
・仕様
サイズ:W235×H213×D78mm
重さ:1.85kg
電源:AC/電池単2×4
受信バンド:AM/FM/SW
このラジオ最大の魅力はルックス
このマシンを手にした誰もが、ジャングルで野営して生き延びる男になれる気がした(笑)
当時、僕の周りにいた「オーディオマニア」は男子だけだったので、イメージが偏っているのかも知れない。
オーディオマニアは、機械をルックスだけでは支持しない。
基本仕様がしっかりしていることを確認のうえ、メーカーが打ち出す独自の機能に注目する。
クーガには、その特徴的なルックスが、そのまま類を見ない機能としても成立するというストロングポイントがあった。
それが、ジャイロアンテナだ
通常ラジオは、FMはロッドアンテナ、AMはフェライトバーアンテナで受信する。
フェライトバーは本体に内蔵されており外からは見えない。
ラジオを受信する際、より電波の入りがよい方向を探す。
ロッドアンテナは支点から360度回るので、本体は据え置いたままだが、フェライトバーの向きを変えるには、ラジオ本体ごと向きを変えなければならない。
クーガのジャイロアンテナは、フェライトバーを筐体の上に出し、そこから360度回転するようにした。
これで、ラジオ本体の向きを変えなくて済む。
電波は拾ったが、スピーカーは人が居ない方を向いているということがない。
カチカチと音を立ててジャイロアンテナを回し、最強の電波を探す。
そんなシチュエーションを想うと、苦手な鉄棒も、クラスのイヤな奴も忘れることができた(笑)
写真は、2003年発売。食玩「タイムスリップグリコ3」(全15種)にアソートされた「ナショナルラジオクーガーNO.7(RF-877)」
当初は、ジャイロアンテナがカチカチと音を立てて回っていたが、そのうち回しても音が出なくなった。
今もヤフオクでは時折「クーガRF-877」そのものが出品されているが、大半は可動しないジャンク品。
使えない機械をインテリアとして手に入れるのは、コレクターの道に反するので手を出せない。
2024年は「クーガ発売50周年」
そこで、我々(誰だよ)は、Panasonicさんに対して、クーガRF-877発売50周年 限定復刻発売を切望する。
■要求する仕様^^;)
◎サイズと外観は完全オリジナル復刻
・ラジオはWi-Fi対応でラジコなどを受信
・スマホで受信設定をセットして転送できる
・電波でもFM/AM/SWが受信できる
・価格3万円前後
◎リチウムイオンバッテリー充電
・AC電源、乾電池でも駆動
◎は必須
Panasonicの皆さん、ご検討をお願いします!
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