8月4日の会
奇跡のような1日だった。
この日出会えた仲間たちと記念撮影をして、僕はこの仲間たちといつか再会したいと思っていた。
8月4日
受付②(レジセン) 7:00から14:30までの早番
いつものA棟にはいる。
今日も青木さんがリーダーを任せてくれた。
僕以外のField Castは4人。
全員が未経験というわけではなかったが、研修を提案すると全員が会議室に集まってくれた。
この日は「名前と顔が一致しなくて」トークで入ったところ、これがはまった。
「一度会った人の顔と名前は忘れません」
という人にまだ会ったことがない。
大抵の人は一度会ったくらいでは、顔と名前が一致しない。
まず、そこで共感が得られる。
人の名前が憶えられないし、最近は物忘れもひどいので・・
まぁこれは別の理由ですが ^^;)
と枕を振って、かつて研究した「顔と名前を一致させる」方法を話す。
「顔と名前を一致させる」方法
その①「似ている芸能人の名前をメモ」
いただいた名刺に(その方が帰ったあとで)「キムタク」「松たかこ」と書いておく。
プレゼンを受ける場合は、その資料の端に「サトウ:キムタク」といった走り書きをしておく。
これで、顔の映像が記憶に残る。
人の名前を憶えられないのは、その顔を忘れてしまうからだ。
では、目の前の仲間たちが、芸能人に似ていたかというとそうではなく、芸能人に居る名字の人ばかりだったのである。
「顔と名前を一致させる」方法
その②「何度も名前で呼ぶ」
受験勉強は書いて覚えるが、人の名前は呼んで憶える。
それも一度ではなく二度、三度。
たった今聞いた名前を忘れてしまっても「すみません、お名前・・」と聞けば、おしえてもらえる。
「記憶力が悪いので、覚えるまで何度でも呼びますから」
と予めことわったうえで「サトウさん」「サトウさん」「えっと・・あ、サトウさん」と呼んでいけば、相手も笑ってくれる。
もちろん、そういう洒落の通じない人もいるが、そういう人には、そもそもこの話しはしない。
8月4日、ここに集まったメンバーは、芸能人の名字で互いに呼び合って、すぐに和気藹々チームができた。
こうなると、リーダーの仕事はここまでだ。あとは、一人のメンバーとして楽しむ。
1日を通して、誰もが率先してよく動いていた。
14:30の定時であがった僕ら5人は、実際に手はつながなかったが、まるで手と手を取り合うように連れ添って、TPCを出て勝どきまでの道を歩いた。
シフトの全員が勝どきまで帰るというのも、これが最初で最後だ。
「選手村の中は(撮影禁止で)撮れないけど、ここならいいよね」
勝どきの路上で僕ら5人は記念写真を撮った。
これが、選手村活動で初めての写真だった。
帰りの電車の中で僕はこんなことを考えた。
特に連絡先を交換してはいないが、今日の仲間とはいつか「8月4日の会」といったカタチで再会したい。
それには、人々がマスク無しで会食できる世の中に戻るのが先決だが、きっと、強く思っていれば、いつか叶うだろう。
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