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2022年9月12日 (月)

W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(4)ユーロ初優勝

この大会を放送していたWOWOWのユーロ2016テーマ曲が「Waiting for the Moment」
英語詞のハードロックは、てっきり外国バンドの曲だと想っていた。
「MAN WITH A MISSION」の皆さん、夏場は暑いだろうなと今も想う。


2016年7月10日(日本時間11日)
ユーロ2016決勝 フランス戦

組み合わせ位置に従いポルトガルがHOME、開催国のフランスがAWAY扱い。
フランスが開催国のメリットを享受したのは、グループリーグで楽なA組に入っただけ。
ここ2試合は開催国なのにAWAY扱い。
しかもポルトガルよりも1日短い、中2日で決勝を迎えている。

ポルトガル「赤」フランス「青」と、互いに1stユニフォームを着ているため、悪趣味なカラー修正をした写真のような映像になった。

7分、パイエの右脚がロナルドの左脚太ももに食い込む。一発レッドか?というラフプレーだったが警告無し。
ロナルドは左脚を引きずりながらプレーを続けたが、9分後に座り込んでしまった

「あ~ダメなんですか?これは信じられない」
地球がザラブ星人に征服されることが確定したかのような、アナウンサーの悲痛な叫び
テーピングして一度は戻ったロナルドだが、22分にはベンチに交代のサインを送り、キャプテンマークを地面に叩きつけた

ロナルドが居ない決勝は、ウナギの乗っていない鰻重のようだが、ポルトガルの試合は続く
グリーズマンに「警備員の行進みたいだ」と(試合後に)言われたブロックで守り抜き、スコアレスのまま延長へ

ここで、治療を終えたロナルドが登場。後半にレナト・サンチェスと交代で入っていたFWエデルの元へ行き「試合を決めるゴールを決めるんだ!」とエネルギーを注入する(エデルの談話)

延長4分 フランスのスローイン。だが、誰もボールを受けにいかない。当てずっぽうのロングスローをモウチーニョが拾い、エデルへ縦パス。
エネルギー注入を受けていたエデルは、そのままゴールと平行にドリブル、DFローラン・コシエルニーをかわして、20mのミドルがネットを揺らす

ここからは、世界中を笑わせたポルトガルの「2人監督」
「後ろに残れ!」
ロナルドがテクニカルエリアに出て指示を送る。サントス監督が困った顔をしている。

「おいおい、どうなっているんだ?ロナルドが監督をやっているぞ」
フランスのデシャン監督がUEFAスタッフにアピールしたが、特別な措置はなく試合が終わった


2017年
ロシア コンフェデ杯 3位
ユーロ2016優勝チームとして招待されて、コンフェデ杯初出場
準決勝チリ戦でPK戦の末に敗れ、3位決定戦でメキシコを破った


●2018年 W杯
ロシアW杯 ベスト16
クリスチアーノ・ロナルドは33歳で迎える4度めのW杯
欧州予選グループB 9勝1敗 1位通過
FIFAランキング4位で大会を迎えた
(1位ドイツ 2位ブラジル 3位ベルギー)

グループリーグB組を 1勝2分で通過
ラウンド16 ウルグアイ戦 0-2で敗戦


◆2021年 ユーロ
13都市併催 コロナ禍で1年延期されたユーロ2020

いつものことだが、ハンガリー、ポルトガル、フランス、ドイツと強豪がそろう「死の組」に入る

F組2節で難敵ドイツと対戦
ロナルドのゴールで先制したが、左ポケットが空くのを再三攻められて2-4で敗戦
2大大会での連敗は続く

F組は1勝1分1敗で突破

ラウンド16 ベルギー戦
41分、フリーでトルガン・アザールにみごとなブレ球のシュートを打たれてしまう
後半は4-4-2のブロックで守るベルギーに対して、ポルトガルが攻勢を強めたが、GKクルトワが当たっていて、3点は止められてしまった。
この試合、ベルギー唯一の枠内シュートが決勝点となり、ユーロ連覇の道は絶たれた


●2022年 W杯
カタールW杯
クリスチアーノ・ロナルドは37歳で迎える5度めのW杯

欧州予選グループA 2位となりプレーオフへ回る

2022年3月24日
プレーオフパスC 準決勝 ポルトガル 3-1 トルコ

3月29日
プレーオフパスC 決勝 ポルトガル 2-0 北マケドニア
ブルーノ・フェルナンデスの2ゴール

今大会から欧州予選に導入されたプレーオフパスルール


次回最終話
W杯20222 ポルトガル対日本 初対戦の可能性をしらべる

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