祝!きょう 長崎新幹線開業 5分でわかる西九州新幹線の歴史
長崎県を愛する皆さん、長崎新幹線の開通おめでとうございます!
新幹線限定の「乗り鉄」「撮り鉄」「調べ鉄」としては、郷里の長崎県が「新幹線が通る県」になる日は特別なものだ。
「長崎新幹線」は、長年使われていた九州新幹線西九州ルートの通称で、現在の正式名称は「西九州新幹線」
ここでは、2005年から追いかけてきた「長崎新幹線」が「西九州新幹線」に至る歴史を、5分で読める分量でご紹介しよう。
【新幹線長崎ルートの歴史】
2007年6月当時
佐賀県の一部自治体の反対により着工が見合わされていた
新幹線長崎ルート開業後、JR長崎線 肥前山口―諫早間がJRから経営分離されることに佐賀県の自治体が反対
長崎県は2007年度を勝負の年として着工を目指していた
*参考文献
「ながさき夢百景36号」長崎県発行 2007年6月 ~2007年6月記~
2007年12月
佐賀県と長崎県が、新幹線長崎ルート開業後もJR長崎線 肥前山口―諫早間をJRから経営分離しないという修正合意
2008年度予算案に事業費が計上され、着工が決まった
2008年4月
武雄温泉-諫早間 着工
2009年
民主党が政権を取ったことで、工事の先行きに暗雲がたれ込めた
2010年9月現在
「カーブでも高速走行できるフリーゲージトレインの開発」「肥前山口―武雄温泉間(14km)の複線化」2つの課題を抱えており、現行案の先行きが怪しい状況
2010年12月21日
馬淵澄夫国土交通大臣(当時は民主党政権)が、諫早―長崎間(21km)について年内の着工判断を見送った
2012年8月18日
諫早―長崎間(21km)着工
2012年12月
第46回総選挙で自民党に政権交代
2016年2月
フリーゲージトレーンの開発遅れにより、2022年度の全面開業予定が難しくなった
これを受けて長崎県と国交省は、武雄温泉で「かもめ」から新幹線に乗り換える「リレー方式」で2022年開業を迎える案の検討にはいった
2016年3月8日
国交省が佐賀県と長崎県に「リレー方式」での2022年開業を提案
*当初、2018年が九州新幹線長崎ルートの運用開始目標だった
2018年3月28日
国交省が「全線フル規格」の試算を公表
追加費用5,000億円、佐賀負担1,000億円超、工期12年
2020年10月
使用車両N700Sのイメージデザイン公表
2021年4月
JR九州が路線名を「西九州新幹線」と発表
2022年2月22日
JR九州が長らく「2022年秋」としていた開業日を9月23日と発表
2022年6月10日
開業時ダイヤ発表
2022年9月23日
「リレー方式」で武雄温泉-長崎間が開業
西九州新幹線は、最終的には九州新幹線の「新鳥栖」と「長崎」をむすぶ新幹線だが、新鳥栖~武雄温泉間は着工の目処が立っていない。
初めて長崎新幹線に乗るのは、長崎スタジアム(2024年夏開業予定)での初観戦か、長崎平和マラソン(2025年開催予定)出場の時にしようと目論んでいる。
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