三年ぶりのさとがえり
♪さがしていた自由はもうないのさ♪
そう歌ったのは 1993年の佐野元春
(The Circle)
コロナ禍を経て初めての旅で僕は
新たな自由の手がかりを見つけたい
と旅日記の一行目に記した
朝7時の羽田空港は、平日というのに搭乗客でごった返している
コロナ禍など、どこ吹く風
その姿は3年前と変わらず、なんの違和感もない
検査場に並ぶ列の先頭まできて、グランドホステスに「これで」とiPhone13miniを示す。
初めてETCのゲートに突っ込んだ時ほどではないが、おっかなびっくり。
彼女は「こちらへ」と右端にある機器を促す。
機械にかざすと、ぴぴっと音がして彼女が「どうぞ」と検査場を示す
WEBでチケットを買い、ウォレットに入れてきた
それだけで、発券も搭乗カウンターでのチェックインもない
この変化は驚きだが心地いい
これまでならば、QR発券でも、念のために紙を出していたところだ。
この旅に出ることを念頭にiPhoneを買い替えた。
新OSのサポートから置き去りにされ、アプリやサービスが次々に終了していたiPhone5s。
ただ、それだけならば、紙出ししたチケットやICチップのカードでなんとかなる。
海辺の駅で、いい絵を撮りたい・・・
7月にNHK ドキュメント72時間「長崎 ハンカチなびく海辺の駅で」を見て以来、それが動機づけになった。
旅に出る数日前、ANA241便に使用する機体変更の案内が届いていた。
実際の座席は、電子チケットに表示された席の2列後ろ。左側窓際であることは変わらない。
想定以上に予約が入り、定員の大きい機種に代えたのだろう。
ドア付近でイヤホンを手渡してくれたキャビン・アテンダントに「毛布ありますか?」と尋ねるのはお約束。だが、彼女の返事はいつもとは違っていた。
「コロナのことがあり、お具合の悪い方だけなんです」
なるほど、今はそうなっているのか
窓際の席について滑走路を眺めていると、隣に男性がきた。
あっという間に機内は満席。
市松模様を期待していたが、そこは、元通りなんだ
シートベルトを締めたら、iPhoneの画面をスワイプして機内モードをタップ
機体が後退を開始する
抑制された英語で、滑走路への進入を許可する中村アンの声が聞こえる
離陸許可を得た飛行機は滑走路を爆速で走り、鎌首をもたげて上空へ
となりの男性は、画面にむけてフリックを続けている
電波を発信する機器は上空では使えるのかな?
離着陸時「一切の電子機器はお使いになれません」とアナウンスが入るが上空ではどうなんだろう?
すぐにしらべたくなるのが僕の悪い癖だが、今はやめよう
■後日、調べた結果
・常時、電波を発信する機器を"使用"してもよい
・常時、無線通信してはいけない
従って、メール・SNS・WEB閲覧・通信を伴うアプリなどインターネットにつながるあらゆるサービスは、離着陸時も上空も不可。
通信さえしなければ、機内でスマホの電源を切る必要はない。
搭乗して「機内モードにするか、電源をお切りください」のアナウンスから、着陸して「これ以降、電波を発信するすべての電子機器がご利用いただけます」のアナウンスが入るまでは、終始、機内モードにしておけばよい。
機内モードにしておけば、スマホカメラで雲の絨毯を撮影しても、即座にクラウドと同期されることはない。
ただ、それを上空からSNSに上げてはいけない。
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