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2022年12月31日 (土)

しらべるが選ぶ2022年の5大ニュース<前編>

毎年恒例、しらべるが選ぶ、長く記憶に留めたい5つのニュースです。

【1】ロシアがウクライナ侵攻

北京五輪閉会式から4日後の2月24日(木)ロシアがウクライナ領土に侵攻した

事案は長期化し、ウクライナ国民の暮らしに影を落としている。
これを我が身と考えると惨憺たる気持ちになるし、自分になにができるわけでもない。ならば、スルーしよう・・
多くの人がそう思い始めているのではないか。
同じことが長く続けば人は慣れる。ただそれは、自らに被害が及ばない場合だ。

生命と財産が脅かされる状態において、人は「上司とうまくいかない」とか「寒いから布団から出られない」と言っていられない。
防衛は人生の基盤だ。

これまで、国民は政府に対して、生命と財産を守るための策を求めるものだと考えていた。
だが、実際に報道され、SNSで語られているのは「どうすれば生命と財産が守れるか」ではなく「どうすれば国民から不満が出ないか」となっている。

NIMBY(にんびー)という言葉がある。
=Not In My Back Yard
ゴミ焼却場(廃棄物処理施設)、原子力発電所、軍用基地、刑務所など「自分たちの自治体には作って欲しくない施設」という意味だ。

平和な日本では Not In My Account
自分の懐が傷まず、自分が気持ちよく受け容れられる形で、任務を全うして欲しい。
そうでないと、非難を浴びせる。それを扇動しているのが誰と誰かは火を見るより明らかだ。

 

【2】安倍晋三元総理凶弾に倒れる
安倍晋三元総理が暗殺されて、その国葬に多くの国民が反対した。

その功績に対して慰労と感謝する人は口をつぐみ、対峙する人たちの大きな声が暗殺から国葬までの2ヶ月間轟いた。

二度の総理退任が、いずれも健康上の理由だったため、安倍さんはその都度、心無い非難にさらされた。
二度めに辞めた時、ある野党議員からは「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と言われた。

国葬は内閣府設置法四条三項に記された国の儀式として、内閣による閣議決定で行われた。
それでも「説明責任」を求められて開いた国会閉会中審議では、立憲民主党の泉党首から「(安倍元総理は)森友加計問題で虚偽答弁をした」という故人を貶める発言があった。

違法性が明らかで立件された場合、それは「事件」と呼ばれる。かつての「ロッキード事件」などがそれだ。
野党とメディアが「問題」と表現する場合、それは事件ではない。誰かが疑念を抱いているという段階だ。だが、それが繰り返し語られていくと「限りなく事件に近い」という印象が作られていく。


「問題」を追求する側はなにを言ってもいい
根拠のないことを言って、間違っていたら口をつぐめばよい。断罪されない。それを総括する必要も謝罪する必要もない。なんと無責任な世の中か。

そういう世の中の空気を誰と誰が作っているのか。

国葬反対派が声を上げる状況を、メディアは「分断」と言った。東京2020でもそうだった。
僕は、反対のサトウさんと賛成のスズキさんが「分断」されているとは想わない。
理解できる部分、受け容れられない部分、人の心は多様だ。
2023年は「是々非々」で物を言う人が増えることを願う。


■是々非々
政治、思想、宗教、嗜好などの立場がちがうと、すべて「非」
政治、思想、宗教、嗜好などの立場が同じだと、すべて「是」
とするのではなく、案件や要素毎に判断し、行動する。
是と非を併せ持つ懐の深さをいう。

2022年も「しらべるが行く」を読みに来ていただき、ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

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