30年使ったATOKと別れ、Google日本語入力をできるだけATOKのように使う
ATOKとお別れして2日間、次なるIMEを検討した。
選択肢は2つ。MicrosoftIME(以下MS)とGoogle日本語入力だ。
これまでMSを使わなかった理由の1つが、登録できる単語の文字数(長さ)が60と短いこと。
ATOKは100文字で、この40字の差は大きい。
しらべる制作のために、ウェブサイトのURL+ページタイトルを単語登録する必要があり、そのほとんどが60文字では収まらない。
そこで、Google日本語入力について「Google先生」に尋ねると、なんと文字数の上限は「300」とあった。
ただ、実際に登録してみると2バイト文字も1バイト文字でも、100文字しか登録できなかった。
この30年「ATOKとのお別れ」など、考えたこともなかったので、Google日本語入力については何も知らなかった。
早速、Google日本語入力をインストール(無料)
そして、作業環境づくりに取り掛かった。
【1】ATOKのユーザー辞書をGoogle日本語入力にインポート
・ATOK側の操作
ATOKメニュー>辞書メンテナンス>辞書ユーティリティ
ツール>単語・用例の一覧出力
・Google日本語入力側の操作
タスクバーの「あ」を右クリック
辞書ツール
管理タブ
選択した辞書にインポート
「***** エントリーをユーザー辞書に追加しました」というダイアログが表示されて完了
ATOK(100文字)からMS(60文字)にユーザー辞書を移行すると、60文字を超える単語は「語句がないか、文字数が制限を越えました。」というエラーが返るのだが、ATOK→Google日本語入力の移行では、エラーは出なかった。
【2】単語登録の手順をATOKと同じにする
・[Ctrl]+[F7]で単語登録ダイアログが開くようにする
「あ」を右クリック
プロパティ
キー設定の選択(MS-IMEが表示されているリストから)ATOKを選択
[編集]
[編集]
リストの中に
入力文字なし│Ctrl F7│単語登録の起動
の行があることを確認
[OK]
[適用]→[OK]
Google日本語入力では、登録語の先頭にスペース(または半角スペース)を入れた語句は、[Ctrl]+[C]>[Ctrl]+[F7]操作では スペースが消える。
単語登録ダイアログの「単語」欄に、改めてスペースを入力する必要がある
Google日本語入力では、ATOKにおける登録単語を変換時に削除できる[Ctrl]+[DEL]のショートカットがない。これはかなり不便だ。パテントの都合なのかも知れないが改善されるとありがたい。
単語登録ダイアログでコメントを入力できないのはATOKと同じ。これは、MSだけの長所となっている。
【3】Google日本語入力を便利に使う設定
・数字を常に半角にする
「あ」を右クリック>プロパティ>入力補助タブ>数字欄のプルダウンで半角を選ぶ
・変換候補の初期提案を増やす
「あ」を右クリック>プロパティ>サジェストタブ>サジェストの最大候補数を増やす
デフォルトは3
プロパティのダイアログでは、他にも「テンキーからの入力は常に半角にする」など、便利なカスタマイズができる。
| 固定リンク | 0
「パソコン」カテゴリの記事
- 15年前に知りたかった「半角スペース問題」(2024.10.28)
- ATOKパスポートに33年育ててきたユーザー辞書が戻ってきた(2023.02.10)
- 4ヶ月でGoogle日本語入力からATOKに復帰する(2023.02.09)
- 30年使ったATOKと別れ、Google日本語入力をできるだけATOKのように使う(2023.01.26)
- 30年連れ添ったATOKとのお別れ(2023.01.25)