しまてつ大三東の「しあわせの黄色いハンカチ」で世界平和を祈る
島原鉄道(しまてつ)は諌早と島原間を有明海の海岸線で結ぶ私鉄ローカル線。
1911年
島原鉄道開業
1913年(大正2年)
大三東駅開業
2016年(平成28年)
黄色いハンカチの「幸せ祈願」始まる
2019年3月15日
ガチャ自販機での販売開始
ハンカチのみ 200円/ハンカチ、缶バッジ(全6種+シークレット)付 300円で販売
2022年6月1日
ハンカチ+おみくじ入場券(硬券 150円) 500円で販売開始
2022年7月30日
NHK ドキュメント72時間 「長崎ハンカチなびく海辺の駅で」 放送
--- ・ --- ・ --- ・ --- ・ --- ・ ---
しまてつ諫早駅で諫早駅 島原半島周遊パス(2,500円)を購入
島原鉄道のバス・フェリーを1日何回でも利用できる。
諌早→大三東は片道1,290円。大三東からとんぼ返りなので2,580円。80円お得になる。
周囲には地元の高校生、大三東見当と思われるカメラを抱えた撮り鉄。1両編成の電車は満席になりそうな客数がいる。
大三東までは片道1時間。できれば座っていきたい。車窓から海が見えれば言うことなし。
しかし、誰もホームの乗車口に並ぼうとはしない。
切符売り場のお姉さんによると、特に整列の決まりはないらしい。
乗客たちは、エアコンのきいた屋内で発車時刻を待っているが、動きがあれば遅れまい!と互いを牽制している(考え過ぎか^^;)
しまてつにはヴィヴィくんがヘッドマークの車輌「V・ファーレン長崎トレイン」があるが、やってきたのは、そうではない黄色い電車。同じく「黄色い電車」のいすみ鉄道と較べて、色が濃いと想う。
発車時刻の数分前、一人の客がホームへ出た。すると、すぐに他の客が追随する。
僕らも遅れまいと、それにつづく。
電車が入線してドアが開く。乗車ドアは後方一箇所なので、1人ずつ並んだ順に乗り込んでいく。
左手にあったクロスシートに着席。これで、進行方向左寄り、車窓に海が見える席を確保。クロスシートというのが嬉しい。
13:48 定刻 しまてつ島原港行き下り電車は諫早駅を出発
しばらく雲仙市の内陸を走る。
線路は右に左にうねっており、普賢岳が左へ右へと配置を変える。
田園風景を抜けると、有明海に出た
車窓に干潟が広がっているところを見ると、どうやら僕らは干潮に出くわしたらしい
14:48 大三東到着
ここで、諌早行き上り電車が来るまで36分間の滞在
今から、我々がこなすミッションを完遂するにはちょうどいい頃合いだ。
大三東(おおみさき)は「海に一番近い駅」と謳う、島原鉄道の駅。
・ダイヤは1時間に1~2本
・急行停車駅
・無人駅
・住所:長崎県島原市有明町大三東丙135-2
NHK72時間で紹介されていたカフェトレインは、主に週末に運行されており、ここで45分間停車する。
有明海は干満差日本一。時間帯により目の前が海⇔干潟に変わる。
ホームの端っこには、海に落ちないよう注意喚起のラインが引かれているが、この時、ホームからは遠くまで広がる干潟が見えていた。
「海に一番近い駅」に惹かれてきたので、干潟に罪はないけれど、できれば、海のほうがよかった。
普賢岳噴火被災25周年の年に、地域を活気づけようとしまてつが始めたのが「黄色いハンカチ」
待合所のガチャポン自販機で売られている。
1個500円。100円玉、10円玉が使用できる。500円玉は使えない。
駅前のコンビニはないし、駅構内に両替機はない。駅の外にはキリンレモンの自販機があるので、そこでお金を崩すことはできる。
ガチャポンといえば、カプセルを開けて何が出るかがお楽しみ。
ハンカチは同じだが、同梱の入場券(硬券 150円)がおみくじになっている。
(末吉だった)
テーブルの引き出しに黒マジックペンが入っている。
(念のために持参した)
ハンカチにはフックを掛ける穴が空いていて、願い事と日付をマジックで書いたら、スタンドに掛ける。
掛けて一定期間が過ぎると、神社に奉納される。
2022年12月27日、安中八幡神社で、黄色いハンカチが始まって以来、3度めの「お焚き上げ」が行われた。
恐らく、僕らのハンカチもそこに含まれていたのだろう。
ハンカチを掛けた後は、撮り忘れのないよう、思いつく限りのアングルで写真を撮る。
その間も、ひっきりなしにクルマで観光客が訪れる。
ただし、V・ファーレン長崎のユニフォームを着込んだ一行は僕らだけだった。
15:24 大三東(諌早行き上り)
入線してきたのは、なんと、ヴィヴィくんのヘッドマークがついた車輌「V・ファーレン長崎トレイン」
大いに気を良くした、僕らは戦闘モードで諌早に向かったのだった。
| 固定リンク | 0
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 貸し切りの平和祈念像 長崎稲佐山スロープカー(2025.02.05)
- 初日から速さに目を見張ったFLAGSHIP STOREの会計オペレーション(2025.02.02)
- 磨き抜かれた夢の街 長崎スタジアムシティ開業 しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【1】(2024.12.28)
- 東町運動公園とアダストリアみとアリーナが頭の中でつながらない(2024.12.23)
- 長崎とここに訪れる人達を笑顔にする町が、まさにあと数分で生まれようとしていた(2024.12.11)
コメント