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2023年2月24日 (金)

1行書いたら、その数倍改行を入れる「改行女」

あなたも、1度は想ったことがあるかも知れない。
なぜ、そんなに改行するのか?

これまでに「格納男」「すずめ男」「あげあし君」などのキャラクターを語ってきた。
いずれもモチーフは男としている。

ただ、それらの特性に該当するのは男ばかりではなく、中には女もいたはずだ。
「共有フォルダーに格納しました」と言う女はいたし、すずめのように舌打ちする女もいた。

それでも、**男と命名してきたのは、ブログ界が男社会だからではない。
男の僕からして、揶揄する言葉の呼称として、同性の**男のほうが使いやすかったからだ。

世はまさに「ジェンダー平等社会」
発言が異性に対する(特に男から女に対する)揶揄を含んでいた場合、大きな反響を呼ぶことがある。

 


だが、今日書こうとしている特性の性別属性は

 

 

「**男」ではしっくりこない

 


実際に、僕が目にしてきた"その特性をもつ人"は、すべて女だったからだ

 

 

・・・さっきから「なんだか、行が飛んでいるな」と思われたかもしれない。

 

ニフティのタグの規約が変わったからではない

べつに、改行をたくさん入れて、行数を稼いでいるわけではない。
世の中には、ページを細かく分割して、改ページする毎に広告を入れて、広告のPVを稼ぐ人達がいるが、改行してスクロールが縦に伸びても、アフィリエイト収入が変わることはない。


では、なぜ、改行を入れまくっているかというと・・

 

今日のテーマは「改行女」なのである。

 

もう、ずいぶん「いらっ」としておられると想う。
その「いらっ」こそが、今日のテーマだ。

 

改行女は、古くはブログを主戦場としていた。
ブログ創生期、年代でいうと2005年頃「これから有名になりたい」という人たちが、ネットで露出度アップをめざしていた。

その頃、女性が書いているブログに、この特徴が見られた。


今日は雨


ゆううつ ^^*)


でも・・・・・・


なんだか、落ちつく

 

☂ いいかも ♡



ここでは、イメージをつかんでいただくことが目途ゆえ、改行は2~3個に抑えているが、実際には、とんでもない数の改行が打たれていた。

「改行女」だ。

改行女は、1行ごとに、その数倍の改行を入れる。
本来、改行とは文章に段落をつけて、読みやすくする工夫なのだが、改行女は、わずか5行程度のことをつぶやくのに、30行使ったりする。


■もったいつけているのか?
いや、そうではない

スクロールを繰り返して、最後までたどり着いても、たいしたことは書いていない。
もったいつけるというのは「もったい」*が存在しなければならない。

*もったい
重々しいさま。物々しいさま。
(広辞苑第七版)


■行間を読んでほしいのか?

これは、ある程度、当たりかもしれない

起承転結で、心情を表す語彙も文章力もない
そもそも、書いて、他人に読んでもらうほどの情報価値もない
でも、私なりに、この気持ちをここで吐きたい
そもそも中身もないから、びたびたと文章が決まらない

そんな、私の拙くて、物憂げな気持ち
あなたに伝われっ

と、こういうことだと推察する
心象風景が「改行女」の頭の中だけにあり、改行された空間には「映像」が埋まっている。
それを読み解く役割が読者にまる投げされている。

2010年代以降「改行女」は主戦場をSNSに移している。
ただ、読み手もヒマではない
改行した挙げ句、たいしたことが書いていない情報に見切りをつけて、フォローを外してしまう。

2023年の今、それでも「改行女」は実在する。
それが許される風土をもつ特定のSNSにおいて。

ただ、それも長くはないだろう
「改行女」という存在が意識され、共有されることにより、減っていき、2025年頃には「改行女」は絶滅していると推測する。

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