しらべる23周年 占いは運命を変えることができるが「ChatGPT占い」は日々のアクセントにはなる

2000年4月に始めたしらべるは、おかげさまで23周年を迎えました。

しらべるは毎日更新なので、今日で8420日連続更新。
2000日遅れで始めた、このブログは6420日連載です。

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⇒しらべる周年記事の目次

宿命は変わらないが、運命は変わっていく
日々の選択により、未来を水路付けするのは、自分自身だから

しらべるを始める半年前に出会った「占いで運命を変えることができる」は中谷彰宏さん1999年10月の著書。
当時、お世話になっていた方の薦めで中谷さんの著書を片っ端から読んでいて、占い好きの僕は本屋さんでこの新刊をみつけて即ゲットした。

中谷彰宏さんの本といえば「中谷文体」のエッセイかと思うが、この本は人気の高い占い師を数人紹介する内容。
その冒頭に紹介されていたのが加藤眞由儒さん※。その後、大変お世話になる加藤さんとの出会いとなった貴重な本だった。
僕はこの本を選ぶことで、自らの運命を変えたのである。
（※数年前より、加藤さんは新規の相談受付はしていません）

この出会いから23年
「占いで運命を変えることができる」は実感としてある。
ただそれは、どの「占い」にも当たることではない。
よりよい道に変えることができるのは「未来における選択肢をより確かに示すことができる」占いである。

スマホには占いアプリを入れている。
生年月日などの基礎的な情報を入れておくと、その日の占い文を読むことができる。
翌日分を読むのは課金が必要だが、当日分は無料だ。

「今日はまわりの人よりも確かな成功をつかみ取れる1日です・・」
そんな文章の中から、その日の感触をつかむ。思い当たることと照らしてみる。注意しなければいけないことは、気を引き締める。

今日の流れを確認して、戒めの言葉があれば参考にする。
これが、僕の占いとの付き合い方である。
アプリはこれ1つだけ。いろいろなアプリを開いて、セカンドオピニオンを聴くことはない。

最近、そこに2つめの占いが現れた。ChatGPTだ。
ChatGPTに「占いはできるの？」と尋ねてみると「できる」という。
「どんな情報を言えばいいの？」と問うと"基本的な情報"というだけで、特に「最低限、これとこれ」といった指定は無い。

僕は＊年＊月＊日生まれ、男性です。今日の運勢を教えて！
　↓↓
ChatGPTの返答
（以下、引用）
今日のあなたの運勢は「中吉」となります。一日を通して、穏やかで落ち着いた気分になることができます。また、あなたが持つ内面的な強さが、周囲の人々にも影響を与え、良い方向へと導くことができるでしょう。
（引用おわり）

今般「ChatGPTが収集する個人情報の扱い」が話題になっている。
それについて尋ねると、以下の回答があった。

1度提供した情報は、次からは（再提供しなくても）覚えておいてくれるの？
　↓↓
（以下、引用）
「セッションが終了すると削除されるため、次回に占いを依頼する場合には再度情報を提供する必要があります。また、ChatGPTは、プライバシーとセキュリティに配慮して、あなたが提供した情報を適切に保護し、第三者に開示することはありません。」
（引用おわり）

「セッションが終了する」のは、ChatGPTの仕様として決められた一定時間のようだ。
アプリを立ちあげたまま、数分後に（基本情報を提供しないまま）「明日の運勢」を尋ねてみると、回答できないとのことだった。

基本情報を提供してすぐに「明日の運勢は？」とお願いすると、明日の運勢が返ってきた。

「ChatGPT占い」の特徴は、毎回フォーマットやテイストが異なるということだ。
占いアプリならば、一定の文脈で回答が得られるが、ChatGPTでは「別の先生が出てきたのかな」というくらい違う。
「中吉」といった文言が毎回出てくるわけではない。

それでも、日々成長していくChatGPTが、自分についてどういう指針や注意喚起をしてくれるのかを見ているのは楽しい。

「ChatGPT占い」は、愉しみのひとつにはなりそうだ。
いつか、本当に運命を変える日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。