« 日本が「月面着陸」を成功させた4番めの国になる日 | トップページ | ベスト8を勝ち上がった場合のSemi Final(ベスト4)の対戦相手は千葉となる公算大 »

2023年4月26日 (水)

ispace HAKUTO-R の月面着陸は通信が途絶えて確認できず

2023年4月26日
日本の民間企業「ispace」の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」が、月面着陸に臨んだ。


■HAKUTO-R ミッション1 時系列の記録

2010年9月10日
袴田武史氏(CEO)が ispace を設立

2018年9月26日
スペースX(米国)と2回の打ち上げ契約締結

2022年12月11日
スペースXのロケットで「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)打上げに成功

2023年3月21日
ランダーの月周回軌道への投入に成功

4月14日
Success8完了
軌道マヌーバ(推進装置で軌道を変えること)に成功 着陸段階に入った

4月21日 23:15
NHKが特集番組を放送
「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」月の開発ブームがいつの間にか来てたってよ!

4月24日
NHKが「ニュース7」などでispaceの取組、月探査ロボット(JAXA、タカラトミーなどが共同開発したSORA-Q)の遠隔操作訓練を紹介

着陸場所は3カ所を想定
場所に拠り、4月26日、5月1日、5月3日のいずれかを着陸予定日としていた

--- ・ --- ・ --- ・ --- ・ --- ・ ---

4月26日 0:30
1.3万人が待機するなか、当初予定より10分遅れで、You Tubeの「HAKUTO-Rチャンネル」で「月面着陸発表会」公式LIVE配信が始まる。
会場:日本科学未来館(東京)

月に取材カメラはないので、ランダーが着陸する瞬間の映像はない。
ランダーのカメラがリアルタイムで着陸時の映像を送ることはない。
そのため、番組名は「発表会」のLIVE配信となっている。

「月面着陸発表会」公式LIVE配信

番組の冒頭5分間、HAKUTO-Rの紹介動画が流れる。
スピーカーによる挨拶映像はすべて英語だ。


4月26日 0:42
イベント会場からの中継に切り替わる。
進行は英語だが、日本語同時通訳がつく。
JAXAチャンネルのH3ロケット発射のような、淡々と現状を

「0:40よりランダーが降下を開始して、着陸態勢に入る」
ことが事前周知されていたが、なかなか本題に入らない。ドキドキする

0:46
「既に軌道を離れるマヌーバを完了したと思われる」とMCが述べる
そこは大事なところだが「思われる」とは?頭上に「?」マークが浮かぶ

0:47
袴田武史CEOが登壇して英語でスピーチ

0:49
氏家CTOがMission1の流れを説明した収録映像が流れる

0:55
日達マネージャーが登壇
「現在、ランダーは月の裏側にあり通信ができない。通信の確立を待っている。着陸は太陽から見える側で行われる」ことを説明

この説明で「0:40の軌道離脱マヌーバ」を断定的に紹介できなかった謎が解ける。

0:58
月面着陸後、10日間の運用日程について動画で紹介
今回のMission1「月面着陸」が、今後のMissionにつづく長い道のりの途中にあることが強調されている。

1:00
再び、日達マネージャー。壇上で、現状のランダーの状態について動画を見せながら着陸のPhase1~6を解説
Phase3では、噴射(ブレーキ)により6000km/hから380km/hに減速するという。そんな難しいことをするのか・・・
この時点ではPhase2

1:07
JAXA宇宙科学研究所 津田教授が登壇
1:09
エアバスのデラウェントマ氏が登壇
1:14
ispaceの斉木氏が登壇してMission1のペイロードについて話す
※ペイロード:ロケット、ランダーなどの輸送機が運ぶ機器
1:17
ispaceスタッフがペイロードについて説明した動画が流れる
1:19
宇宙飛行士 山崎直子さんがオンラインで登場
「月で学校をオープンしたい」という夢を語る

1:21
日達マネージャーが現状を話す
「恐らくPhase2。高度25km/h」

1:23
(恐らく)着陸場所選定に関与したスタッフが、着陸場所のAtlas Craterについて。ペイロードのクライアントも登場(収録動画)

1:27
ispace 野﨑CFO登壇
2024年 Mission2、2025年 Mission3について話す
(Mission1は今回の月面着陸)

1:29
ispace ムーンスコット氏が登壇
今後のMissionについて話す

1:31
MC「ランダーが月の裏側から姿を現し始めている時間」
画面にはシミュレーションモードの動画が流れている
日達「既に逆噴射が行われている。速度をどんどん下げていく」

1:37
クルーが詰めているコントロールセンターにカメラが切り替わる
いよいよ着陸予定時刻まで3分前

画面はリアルタイム映像ではないが、時速、高度表示が下がってくる。時速・高度ともに「0」となれば「月面着陸」だ。

1:41
時速・高度ともに「0」=Success9完了
そして、ここから月面着陸後の安定状態の確立=Success10

見守るクルーたち、歓声は起きない
重苦しい空気が横たわっている
MC「通信の再確立をしている」

1:47
HAKUTO-R紹介動画に切り替わる
1:57
MC「クルーが確認しています。もう少しお待ちください」

2:06
袴田武史CEOが説明
着陸の確認ができていません。エンジニアが調査を続けています。
着陸のところまで通信を確立できていたが、現状、通信を失ってしまいました。
推定では、月面着陸が完了できていない可能性もあります。
状況がわかり次第、ご報告します。
Mission1は大きな成果を残した。ここで学んだことを、将来のMissionに反映したい。
皆様に感謝申しあげたい。
我々は歩み続けます。絶対に諦めません

2:12
配信終了


この時点では、ミッション1の Mission Complete!とは成っていない。
今後の動向を見守りたい。これを縁にこれからのMissionにも関心を持ち続けたい。

ispaceの皆さん、このプロジェクトに関わったすべての方々、ステークホルダーの皆さん、ひとまずはおつかれさまでした!

| |

« 日本が「月面着陸」を成功させた4番めの国になる日 | トップページ | ベスト8を勝ち上がった場合のSemi Final(ベスト4)の対戦相手は千葉となる公算大 »

ビジネス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 日本が「月面着陸」を成功させた4番めの国になる日 | トップページ | ベスト8を勝ち上がった場合のSemi Final(ベスト4)の対戦相手は千葉となる公算大 »