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2023年5月24日 (水)

勝ちたい! 勝たせたい! 気持ちが起こした奇跡! 試合前にVELCAブースター応援ミーティング 「千葉遠征三日間」【9話】

Game3前の待ち時間、座席を譲ってくれたアルティーリ・ブースター、サトウさんと話している。

VELCAにはキッズ・スクール(名称は長崎ヴェルカバスケットボールスクール)があるのですが、ある時、その子ども達に「将来、どのチームに入りたい?」という質問をしたんですね。そしたら、2人くらいがNBAのチームを言って、最後の一人に期待したら「ジェッツ」子どもは正直というか、空気読まないですからね
(曖昧な記憶で構成しているので、一部、創作入っているかも)

僕が「ヴェルつく」で見たエピソードを自虐的に返していると、志波さんが「motoさん、きて、きて」と声をかけて、慌ただしく走っていった。
ただならぬ空気に「ちょっと失礼します」とサトウさんに断り、急いで後に続く

アウェイ側コートエンドの隅に数人のVELCAブースターが集まっていた。

昨日は応援が合っていなかった
どうやったら、合いますかね

アウェイの地で惨敗した翌日。最終決戦。揃わなかった応援・・
なんとかしたい、悔いを残したくない、できることは全部やりたい
そんな気持ちを持つブースターが、自然発生的に集まり、見知らぬ者どうしの応援ミーティングという奇跡が起きている

「今日はゼッタイ勝たせたいから、応援を揃えましょう」
Aさんの一言で僕らは1つになる
いつの間にか、応援ミーティングの輪は二重、三重に広がっている

コールとクラップはどうしましょう
昨日までと同じ「Go Go VELCA クラップ×4」「ディーフェンス クラップ×2」
ここは、すんなり決まる

どうやって合わせましょう
昨日は音が聞こえないなか、リズムが走り、バラバラになっていたことを、それぞれの座席の立場から意見を出し合う
目に見える目印が必要で、そこを決めましょう

誰かがコールの合図を出しましょう
ペンライトを持ってもらって
できれば、最前列の方がいいですね
最前列のBさん親子が、その役割を買って出る

気づくと、フェンスの向こう側に見慣れた顔が2つ
伊藤拓摩GM、高田旭人社長がいて「ありがとうございます」「よろしくお願いします」と声がかかる

じゃ、練習しましょう
Aさんの音頭で、Bさんがペンライトを掲げて「Go Go VELCA」を揃える
もう1回! 僕らの気持ちが1つになっていく
つづいて「ディーフェンス」
もう1回! 応援ミーティングの輪はさらに大きくなっている

スーツ姿の場内スタッフは、その輪に背を向けて目配り。僕らのミーティング・スペースを守ってくれている

最後に円陣(ハドル)しましょう
Aさんの「3,2,1」のカウントで「Go VELCA!」と拳を突き上げる

こんな奇跡が起きるとは
この日、2度めの泣きそうになった。
泣かなかったけど


Game3試合前 VELCAブースター応援ミーティング
Kay Matsumotoさんのtweetより

「ありがとうございます。おかげで応援ミーティングに加わることができました」
ベンチ裏の席に戻り、サトウさんにお礼をいう

「いや(あなたなら)コートサイドから、目ざとく見つけて駆けつけたと思いますよ」
「ですね!」
アルティーリ・ブースターとVELCAブースターの垣根を越えて、僕らは笑い合った。

「千葉遠征三日間」記録 もくじ

文中の専門用語については→ど素人!バスケットボール観戦用語をご覧ください!

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