遠征で得た教訓→隣人への挨拶は試合を気持ちよく過ごすうえでとても有効!「千葉遠征三日間」【2話】
17:20
MINATO CAFÉを出る頃には、キッチンカーは3台に増えていた。
長く伸びている開場の待機列に並ぶ
ほとんどがアルティーリ・ブースター
三日間を通して、アルティーリ・ブースターが早くから待機列に並び、ヴェルカ・ブースターは三々五々やってくるというパターンは同じだった
エントランスで手荷物検査とチケットスキャンを終える。ハンディタイプのスキャナーが使いやすそうだ。あれならば、腱鞘炎にならないだろう^^)
他のプロスポーツチームと比べて圧倒的に平均年齢が低いスポーツボランティア・スタッフの皆さんに迎えられる。
Jリーグ、B.LEAGUEいくつかのクラブと比べても、ここの年齢層の低さは群を抜いていて、ほとんどが高校生年代に見える。
スポーツボランティアの一般募集をかけたら、この偏りは起こらない。
(スポーツボランティア一般募集で年齢制限をかけることはない)
恐らく、人材獲得手順が他とは異なっているのだろう。
僕がスポーツボランティアの運営をしていたら、アルティーリ千葉さんに「どうやっているの?」と教えを請いたい。
スタッフからリーフレットとハリセンが手渡される。
【7節】11月12日に訪れた時、ハリセンは場内ブースで有償販売されていたが、無償配布に変わっていた。
僕はそれを受け取ってはいけないのだろうと想ったが、ヴェルカ・ユニフォームを着た僕にもハリセンを渡してくださった。
Game1のチケットは、初めて座るヴェルカのベンチ裏2列め。
Quarter Final熊本戦のGame1に勝った日に購入した。
関東アウェイ戦はいつも「コートサイド1列」を買っていて、今回のGame2、Game3も同様。
選手の靴がきしむ音、互いに指示する声、ファストブレイクで走ってくる風切り音さえ聞こえるのがコートサイド1列の醍醐味。
「ベンチ裏も1度はいいかな」という気軽な選択だったのだが、この3連戦で価値観が覆ることになる。
席に着くと左隣りは、アルティーリ・ブースターのスズキさん(仮名)ご夫婦
さすがにベンチ裏くらい、ヴェルカ一色だと想っていたので少し驚く。
実際にはアウェイ・ベンチ裏の3割から4割がホーム・ブースターだった。
それでも、そんな素振りは見せずに「今日はお世話になります」と挨拶して「これ、よかったらもらってください。僕は使わないので」と入口でもらったハリセンをさしあげた。奥様がもらいそびれたのか、お持ちではなかったのでちょうどよかった。
そこで「千葉遠征三日間」で得た教訓【1】
隣人への挨拶は、試合を気持ちよく過ごすうえで、とても有効
特に僕のように、周りに気を遣う者にとっては、有効だ。
僕はMr.childrenのコンサートで、皆が一本釣りを揃えている時に、手を上げられない。
左利きだからだ。皆が右手を挙げている時に僕が左手を挙げるとぶつかってしまうので、そこに参加できない^^;)
コート内が思いのほか寒い
選手の体感に合わせているのだろう
WE HAS ITTシャツの上にウィンドブレーカーを挟んでVELCAユニフォームを重ねる
場内ではIRS(インスタントリプレー)とヘッドコーチ・チャレンジの使用が説明されている。
2018-19シーズンよりB1で導入された、リプレー・チェック。
日本生命 B2 PLAYOFFS 2022-23ではSemi Final(ベスト4)から使用される。
【Semi Final(ベスト4)】Game1
5月12日(金)19:00
アルティーリ千葉 - 長崎ヴェルカ
千葉ポートアリーナ
試合前演出では、今日も、あの重苦しい音楽が流れる。
場内が暗転したなか、リオンがステップを踏み、パブロが足を左右にローリングさせている姿が浮かび上がる。
以前、高梨沙羅選手がやっているのを見て以来、前後のローリングはやっているが、左右は初めてみた。すごい股関節の柔らかさだ・・
いつもならば、ひとりぼっち、この音圧に押しつぶされそうになるのだが、幸い、右側のお二人はヴェルカ・ブースター!
やはり、お仲間が隣りにいると心強い
【1Q】
スターティング5:狩俣昌也 マット・ボンズ パブロ・アギラール 高比良寬治 ジョーダン・ヘディング
ティップオフはパブロが跳び、ポゼッションはアルティーリ
0:13 【アルティーリ】 そのポゼッションから杉本がアタック アルティーリ先制 2-0
あれ?もう試合が始まっている・・
だが、気持ちの準備ができていない
僕は気持ちがふわっとして定まらないのを感じていた。
この1週間、考え過ぎて、長崎中の悩みを一人で抱え込んでいた気分だった。そんな天下分け目の戦いが、こんなにもあっさりと始まってしまうことに戸惑っている
そんな時、誰からか何処からとなく「GO! GO! VELCA!」のコールが聞こえてきた
おぉ、ほんとにやっている^^;)
しかも、ちゃんと聞こえる
よしきた!それに呼応してコールとクラップから試合に入っていく
0:48 【VELCA】 高比良寬治の3pリバウンドからパブロが決めてVELCAの初得点 2-2
2:13 【VELCA】 パブロがトップから3p 5-5
そこで、レオ・ライオンズが倒れ込む リプレーがない現地では何が起きたかわからない
ライオンズ選手の状態を確認している静寂時、VELCAコールが始まったが、状況を察して2回でぴたりと止んだ
少しでもコールが起きたことは、アルティーリの皆さんに申し訳なく想った
1Q アルティーリ千葉 18-18 長崎ヴェルカ
怖かったのはアルティーリのロケットスタート
Quarter Finalでも発揮されていたのが、【1Q】の冒頭、いきなり大差をつけて、試合を支配してしまうアルティーリの真骨頂。千葉ポートアリーナでイーブンのスタート。悪くないと考えていた
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