西南学院大学から43年ぶりのプロ野球選手誕生 楽天イーグルスの辰見鴻之介を応援しよう!
辰見 鴻之介の支配下登録が近づいている。
西南学院大学のOB(ただし、学校が住所を把握している人)に送られる会報誌「Re:SPIRIT vol.12」「赤煉瓦通信vol.12」で、初めて僕はその名前を読んだ。
辰見鴻之介(たつみ こうのすけ)
43年ぶりに西南学院大学から指名されたNPB(日本プロ野球)アスリート
43年ぶりというとそれは1980年。ドラフト会議は1979年。
福岡にあったプロ野球チーム「クラウンライターライオンズ」を西武鉄道が買い取り、埼玉に移転した最初のシーズン(1979年)が終わったドラフト会議で、その選手は指名された。
■蓬莱昭彦(ほうらい あきひこ)
野球指導者
熊本工業高校-西南学院大学-西武-中日-少年野球指導者-横浜
1957年4月24日
熊本県生まれ
1976年~
西南学院大学 九州六大学野球で活躍
1979年
ドラフト4位で西武に指名される
1980年~1986年
西武ライオンズ
1987年
中日移籍
1988年
オフ、現役引退
1995年~2009年
少年野球チーム世田谷西シニア監督
2009年
世田谷西シニアが全国中学野球選手権で優勝。
2010年
横浜2軍湘南シーレックスコーチ
2011年
横浜2軍コーチ
2014年
シーズンオフ、横浜退団
既に福岡に居なかったライオンズからの指名。
福岡に本拠地を置いていたクラウンが、地元有力選手として蓬莱を追っていたのだろう。
当時、主の居なくなった平和台球場では「平和台野球株式会社」が、各チームの地方開催をマッチメークしていた。
西武が主催試合を行うことはなかったが、他のパリーグ球団は「ライオンズ・ファン」を当て込み、平和台開催では西武をビジターとすることが多かった。
僕は「平和台野球株式会社」でアルバイトをしていたので、西武が来ると蓬莱の姿を見ることはできたが、仕事柄、声援を送ることができないのが歯がゆかった。
その後も母校のプロ野球選手として、その存在を追い続けていたが、その名と共に西南の名が轟くことはなかった。
それから43年後、2022年の育成ドラフトで辰見鴻之介が指名される
■辰見鴻之介(たつみ こうのすけ)
内野手(二塁手) 右投げ右打ち 176cm 50m5.7秒
2000年11月24日
福岡県生まれ 小学一年でソフトボールを始める
2018年
4月、西南学院大学入学 1年秋からレギュラー
2019年
2年秋シーズン 10盗塁で盗塁王
2022年
4年春 打率.314、7盗塁でベストナイン
2022年
育成ドラフトで楽天イーグルスが1位指名
西南学院大学硬式野球部からは、蓬莱昭彦以来43年ぶりにNPB球団から指名を受けた
背番号146
■プロ1年め
2023年
4月1日、イースタンリーグ ヤクルト戦で初ヒット
6月22日「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023」の選抜選手に選ばれた
7月18日「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023」出場見込み
7月末、2023シーズンの支配下登録期限
本来は二塁手だが、6月は主に右翼一番でスタメン出場。「支配下」の選手を押しのけてレギュラーとなっている。
打率.285(イースタンリーグ4位)13盗塁(リーグ3位)
*6/27現在
当該シーズンにおける、育成選手からの支配下登録期限は7月末。
そこを逃すと来季まで支配下登録されない。
7月18日(火)18:00
「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023」
富山市アルペンスタジアム
放送はBS-TBS、BS-TBS4K
ここで活躍して、支配下を勝ち取ってもらいたい
西南学院大学OBの皆さん、辰見鴻之介選手を応援しましょう!
お知り合いや身近に西南OBがいたら、ぜひ教えてあげてください。
参考文献
「Re:SPIRIT vol.12」「赤煉瓦通信vol.12」
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- サッカーも時間を止めたらどうなるだろうか? 時間稼ぎの抑止として「計時の透明化」をお願いしたい(2025.04.13)
- 快晴の国立競技場トラックを「ひよこ」の皆さんが42.195mを駆け抜けた!(2025.01.27)
- 長崎平和マラソン開催 J.LEAGUE春秋制終了 2025年にしらべるが注目するできごと(2025.01.15)
- V・ファーレン長崎が決勝でFCバルセロナと対戦する日(2025.01.07)
- J.LEAGUEクラブが「世界一をゴールに設定」できる大会が2025年から始まる(2025.01.06)
コメント