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2023年6月 7日 (水)

奥多摩参考記録【3話】しらべる、往く、書く、旅は3度楽しい

旅は3度楽しい
1.計画が楽しい
2.往って楽しい
3.書いて楽しい

情報セキュリティの三要素は「完全性 可用性 機密性」だが、これが、僕が掲げる旅の三要素。
往くのは一瞬だが、数ヶ月前から計画すれば、その間ずっとドキドキ・ワクワクできる。
往った後に書けば、旅の余韻を突き詰めることができるし、その記録が財産になる。

奥多摩の情報収集を始めて1週間が過ぎた時、今回の山行を「奥多摩プロジェクト」と名付け、体系的な準備を愉しむことにした。

そこで、作ったのはエクセルの「奥多摩」ブック。
長年続けているABC(Activity Based Costing)ブックに倣い、それぞれの進行状況を記録していく。

■sheetは以下の5種類
1,マイルストーン
現地の情報収集→行程プラン立案
登山の基礎知識を学ぶ
山行用品の情報収集・購入

2,持ち物
3,交通
4,ブログ(原稿)
5,印刷(地図などの持参する印刷物)

 

情報収集が進むに連れて、自分が「奥多摩」を捉えきれないことに苛立ちが募っていた。
ガイドブックは、商業上の理由から「奥多摩」「高尾山」「秩父」などが混載されているものが多い。日帰りの1日で行ける範囲は限られる。範囲を絞らなければならない。

そこで、奥多摩について定義することから始めてみた。

■奥多摩とは?
東京の西端にある東京とは思えないほど自然豊かな地域

物理的には、青梅市、あきる野市、西多摩郡奥多摩町、檜原村にまたがる地域の俗称。
「奥秩父(山地)」は北側に隣接しており大半は埼玉県。
「高尾山」は南東に隣接しており、八王子市のそば。

都心からみて、奥多摩は高尾山のさらに北西、東京都の最西端ということになる。
高尾山が人気の行楽地であることは、味の素スタジアムの試合帰り、新宿行きの京王線が満員で飛田給(とびたきゅう)のホームに入ってくることで気づいていた。ただ、そこは奥多摩ではない。


■奥多摩の山行スポット
奥多摩には、東京で最も大きい奥多摩湖(4.25平米)がある
東京の最高峰 雲取山(標高2017m)がある
御嶽山(929m)頂上に武蔵御嶽神社がある
奥多摩駅と奥多摩湖を結ぶ山里をたどる道は「奥多摩むかし道」と呼ばれている

ここまでしらべる中で、僕の脳内にあるキーワードが何度もヒットしていた。
それが「奥多摩駅」そして「奥多摩湖」だ。
奥多摩を目指すからには、この2つは外せない。
その手前の駅で降りる武蔵御嶽神社にも惹かれたが、まずはこの2つ。
奥多摩の「奥」まで往くことを軸にして、プランを決めよう。

 

奥多摩についての本をひと通り読み終えた頃、世の中には「ChatGPT」ブームが訪れていた。
僕はこの新たな流行に乗って、奥多摩より一足早く訪れる「湯本の神社巡り」のプランを作ってみた。

「福島県の湯本駅で降りて2時間以内で、できるだけ多くの神社を巡るプランを作って!」
ChatGPTはこうしたプランニングを一瞬でおこなう。
当初から「正確さを欠く」と非難されていたが、物理的あるいは事実として確定しているものを組み合わせて、時間軸を勘案する作業は得意なのかも知れない。

だが、この仮説はすぐに誤りだとわかった。
一つ一つのスポットについて「Google先生」で裏を取っていくと、ChatGPTが作った「湯本の神社巡りプラン」は、他県の神社や福島県内の遠い神社ばかり巡るツアーだったのだ。

試しに、ChatGPTに「奥多摩駅を起点にして5時間で山歩きと神社を巡るプランを作って」もらったが、個々の固有名詞について裏を取るまでもなく、それは「全力疾走しても無理だろう?」というチャレンジングなプランだった。


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