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2023年6月30日 (金)

奥多摩参考記録【16話】「5m先にクマがいます。どうしたらいいですか?」とChatGPTに聞いてる場合じゃない

ダム湖百選モニュメントのそばに建てられている「小河内ダム概要」の看板には、このダムの取水施設、奥多摩湖に溜めた水がどこの浄水場に送られるかといったことが記されている。
小河内ダム全景図では、ダム堤防部分に「小河内ダム」とキャプションが付けられている。
ダムの専門家たちが何かの「議論」をする場合、この巨大なコンクリート堤防部分こそが「小河内ダム」なのだろう。

クモオーグが浜辺美波を拉致して、シン・仮面ライダーが藤岡立ちで対峙した場所は、第2号取水施設の上に設けられた長方形のスペース「第2号取水庭」であり、そこが「小河内防災ヘリポート」として運用されている。

■小河内ダムの歴史

1931年(昭和6年) 東京市長が貯水池設置計画を発表

1938年(昭和13年)11月12日 起工式

1952年 資材運搬用鉄道「小河内線」運行開始

1957年(昭和32年)11月26日 完成

1996年 小河内防災ヘリポート供用開始

2007年 「奥多摩湖いこいの路」全線開通


12:34
「小河内ダム概要」の看板を写真に収めると、堤防道路へ歩を進める。
堤防を渡ると、いよいよ、そこから先はサス沢山に入山する登山口だ。

堤防道路は「仮面ライダー」第1回怪奇蜘蛛男編で、蜘蛛男をライダーキック(この回では「ライダーキック!」とは叫んでいない)で倒し、緑川ルリ子をおやっさん(立花藤兵衛)に託した本郷猛がバイクで走り去るラストシーンが撮影された。

ちなみに、第10話「よみがえるコブラ男」編のラストシーンで藤岡弘がバイク事故で負傷、仮面ライダー2号(俳優:佐々木剛)が登場するきっかけとなった。


仮面ライダー第1回 ラストシーン
Copyright 東映・石森プロ・毎日放送



2023年現在


12:40
僕が歩く堤防道路を日が照りつけている
平日のお昼時、堤防には僕以外に誰もいない
工事中のスタッフを除いては

遠くから見えていた2つの「四角い箱」の建物のうち、最初の一つは外観からそれがなんであるかを推し量ることはできなかった。

つづく2つめの建物には「小河内ダム展望塔」と記されており、入口には「どうぞ、お入りください」という気持ちがにじみ出る「展望塔入口」の看板も設置され観光客を誘っていたが、さっきから奥多摩湖を1時間近く見ている僕は、その誘いには乗らなかった。
心はそろそろ「登山モード」の緊張感に満たされつつあった。

Bardは、この2つは展望塔と管理棟だと言っている。

12:44
堤防道路を渡りきり、右へ折れると「さぁ、ここから山ですよ」という風情を醸し出すゲートに出た。
ゲートにはいくつかのパウチされた紙が貼られていて、その一つは、さっき見てきた麦山浮橋の通行止について。それなら知ってるよとゲートを通り過ぎようとした時、僕は貼り紙の一つに「クマ」の文字を読んだ。

今年に入ってからNHK午後の「列島ニュース(旧:列島リレーニュース)」で「クマに襲われたと思われる怪我の跡」「最近は住宅地にもクマが出没している」といったニュースを見たけれど、それはテレビの中での話し。場所も東京ではなかったし、今日の僕に関わる話しじゃない

「クマ目撃情報」と書かれた内容を確認することもなく、ゲートから先に進んだ。
それでも「クマ」という情報のインパクトは十分で、歩きながら僕の脳は勝手に考え始めた。

クマと出くわしたら、どうするんだっけ
「死んだ振りする」っていうのは迷信で、確かダメなヤツだよな
リアルにクマが出た時、えっと死んだ振りかな、逃げるのかなと迷いたくないな
「体長3mほどのクマが5m先にいます。この場合の対処方法を提案してください。クマ撃退グッズは持っていません」とChatGPTに聞いてる場合じゃないし

僕は熊よけ鈴もクマ撃退スプレーも、武器代わりに使えそうなトレッキングポールも持っていない
クマが現れたら、まず様子をみよう。刺激しないことが大切だ
もしも、先方が攻撃してきたら、冷静に間合いを詰めてから相手の顔面を狙って・・・

妄想が始まると止まらないのが、僕の悪いクセ
今のうちにChatGPTに聞いておこうかと思ったが、リアリティを感じることができず、そのうち忘れてしまった。

「東京と言えば都会というイメージを持たれていますが、まだまだ珍しい動物も居ます。それは奥多摩にいます」
かつて僕に奥多摩を薦めてくれたDJトギーが言っていたが、僕は山歩きに来ているだけで、珍しい動物は要らなかった。


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