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2023年7月 2日 (日)

奥多摩参考記録【17話】奥多摩湖いこいの路に迷い込む

12:44
ゲートを入ってすぐ右側に「奥多摩いこいの路」看板
iPhoneを取り出して、少しずつ両手の高さを変えながら3枚撮影する
記事に載せた時、より水平がとれた写真を撮っておきたいから
世の中に「手ぶれ補正」のカメラは多々あるが、僕は「水平補正」のカメラが欲しい

12:49
iPhoneのレオンポケットアプリで、ウェストポーチに付けているレオンポケットタグが検知した現在の気温を確認する。
気温 25.3度 湿度 31.2%
Weather Newsの最高気温予報は21度だった。"変わりやすい山の天気"はいい方に変わっているらしい。

12:51
クマと出くわしたらどうするかについてしらべるのは忘れて、湖畔の路を進んで行く
路は奥多摩湖に沿ってうねっていて、ところどころ、木が茂り心地よく日を遮っている
なだらかで平坦な路・・ って、おい、おかしいだろ

僕はこれから山に登ろうとして登山口を探しているというのに、一向にそれらしき場所は見えてこない

しまった。入る道を間違った。昨日"左から"って書いたのに

昨日、出発前の最終準備を終え、ガイドブックをめくっていた時のことだ。
サス沢山の説明に "登山口はゲート前左側広場の奥にある"という記述を見つけた。
これは、現地で迷った時に貴重な情報になるかも知れない。
既に「情報サマリー」は印刷済みだったので、いこいの路アイコンの下に「ゲート手前 左側広場の奥」とフリクションで書き込んでおいた。

「登山口はゲート手前」であるという情報を頭に入れていたにも関わらず、僕はゲートを見ると、迷わず入ってしまった。
そのゲートは奥多摩湖の湖南に整備された「奥多摩湖いこいの路」の入口。

「奥多摩湖いこいの路」は昭和50年代までは人が歩くことができたが、崖崩れなどにより長く通行止めになっていた。
地元の要望により道路の改修と休憩施設などの整備が行われて、2007年(平成19年)に再度開通した。
2007年は小河内ダム完成50周年記念の年であり、記録本の出版や記念式典が開催された。

■2007年(平成19年)小河内ダム50周年のトピック
5月10日 奥多摩湖いこいの路 全線開通
11月13日 「小河内ダム竣工50年の歩み」東京都水道局 刊行
11月14日 小河内ダム完成50周年記念式典開催

といった情報は後で調べた。
「奥多摩プロジェクト」の本題は「神社巡り」であり、加えて少し「山歩き」
湖面を散策することは眼中になかったので、湖畔に散策路があることは情報収集のアンテナがキャッチしていなかった。

7分かけて来た路を引き返し、7分かけて戻る
この間、管理車両らしき軽トラ1台とすれ違った以外、誰の姿も見ていない
「クマ目撃情報」の貼り紙がある「奥多摩湖いこいの路」のゲートに戻って来た

道迷いで15分の時間を無駄にした。
予定していた2つの神社が参拝できなかったため「行程」は15分ほど前倒しで進んでいたが、これで予定通り on time に戻った。

お昼時のため、堤防道路の作業従事者は車の中で休憩を取っている。
1人だけ、監視員として立っている青年に会釈して、目の前を通り過ぎる。
堤防道路を左に折れた側に、本来往くべき公園があった。

12:54
公園の階段を上ったところに「御前山」の道標
公園奥に「頂上広場 展望広場 御前山」の道標(以下の写真)
これらはいずれも、東京都が建てたもの

12:57
いよいよ、ここからサス沢山に上っていく
ここでiPhoneを取り出して「ヤマレコ」に登録しておいたルートの「登山開始」をタップ

整然と積み上げられた石段に安心感がある
人の手が良く行き届いている路だ
何処のどなたかはわからないが、長い年月を掛けて先人たちが切り開き、整えてきた路の恩恵をありがたく享受しよう

石段を右・左と交互に上っていく。
体力に自信がない場合、急坂では「一段上ってはまた一段」と両足を揃えながら、上るとよいと何かに書いてあった。「山と溪谷」だったろうか。
わかっちゃいるけど、お構いなしに上っていくと、すぐに息が切れた。

え゛~やばいでしょ いきなりきついし

83分前、奥多摩温泉神社に上る急階段で僕の心臓のBPMは150になったが、ここでは140を記録していた。


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