奥多摩参考記録【27話】ダムカードと同じ年に作られたダムカレーがSNSを席巻する日
「ダムに興味がない」という人でもダムがどのような形をしていて、どのような役割を果たしているかは頭に入っていると想う。
全国には治水上の理由から数多くのダムがあり、下流に住む住民はその恩恵を受けている。
ダムの写真と詳細情報が記載されたトレカ「ダムカード」は、国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理するダムが主に配布しており、ダム訪問の記念にもらうことができる。配布するダム情報は国交省のウェブページに掲載されている
⇒国交省ダムカードのウェブページ
■ダムカードの歴史
2006年
ダムライター萩原雅紀の発言をもとに国交省の三橋さゆり氏が検討を始める
2007年7月
初めて配布された
2012年
「ダムカード大全集」スモール出版
2016年
「ダムカード大全集Ver.2.0」スモール出版
2017年2月
「ダム大百科」萩原雅紀監修 実業之日本社
ダムカードはダム愛好家の間でトレーディング史上が成立するほどの人気だが 「ダムカレー」
も同じくらい古い歴史がある。
ダムカレーの定義は、ごはん(ダム=堤防)が、カレー(ダム湖)を堰き止める盛り付けで、ダムの景観を再現したカレー。
2007年、東京都墨田区の「三州家」がアーチ式ダムカレーを考案して提供し始めた。
ダムカレー情報のポータルサイトと言える、日本ダムカレー協会のウェブサイトによると、2023年7月現在、全国に「196」のダムカレーがある。
*国交省が紹介しているダムカードの配布場所は「799」箇所
「ダムカレー甲子園」といったコンテストがあるわけではないが、それぞれが工夫を凝らした盛り付けで酔狂な趣向を競う。
堤防に見立てたごはんに具材を仕込み、それを抜くとカレー(ダム湖)が下流に流れる「放流」が楽しい。
ダムカードは個人で作るというものではないが、ダムカレーは、ほんの少しの遊び心があれば誰にでもできる。これから先、個人家庭でダムカレーが流行ると僕は推察している。
これから、SNSで「ダムカレー 放流」がホットワードになるかも知れない。
(考えには個人差があります)
「小河内ダムカレー」は「放流」こそないが、こだわりの強さはなかなかのもの。
具材でドラム缶橋、管理船、針葉樹林、展望塔、管理棟を再現している。
ただ、僕が覚えていたとしても「1日20食限定」なので、既にダムカレーファンに食べられた後だったかも知れない。
(C)奥多摩水と緑のふれあい館 カタクリの花
14:05
奥多摩町の特産「わさび」と「清流」「豊かなみどり」をイメージしたキャラクター「わさぴー」の写真を撮って表に出る
奥多摩湖バス停は目の前。バス停には日を遮る屋根がなく、少し離れた所に日陰を求めて腰掛ける。しばらくすると、となりに誰かが座った。遠慮がちに距離は置いているが、会話が届かないほどでもない
「どちらからですか?」
声の主を見やると、それは同年代らしき女性
山歩きというよりは、散策という装備に身を包んでいる。平日ここに居るということは、お勤め仕事ではないのだろう
「ご先祖の職業はなんですか?」と聞かれたら驚くが 「どちらまでですか」と「どちらからですか」は、旅先や行楽地では挨拶代わりの質問であり「いいお天気ですね」と同じくらい、違和感はない
ネット通販で、都道府県の次に書く「住所2」に相当する地名で回答すると、女性は自分の居住地には言及しなかった
もちろん、それでいい。住んでいる場所が近くても遠くても、ここではさほどの意味を持たない
女性の1人散策は、いい感じだ
行きの電車で隣りに座った2人組の山ガールを想い出した
2人は、今履いている登山靴の値段から、今日これからの行程までを喋り続けていた
周りの人は目を閉じて、寝たふりをしていた^^;)
誰かと話し、互いに力を合わせることがデフォルトの人がいれば、それを億劫に想う人が居る
本当は誰かと山行したいのだが、誘える・誘ってくれる友達がいないという現実もあるだろう
ただ1つ言えることは、誰もが誰かと話したい。他の誰かと同じように
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