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2023年7月25日 (火)

山形に詰めかけた 強く、優しいサポーター

東北アウェイ戦で出かけた山形戦は、あまり思い出したくない試合になってしまった。

2023年7月22日(土)19:00
J2リーグ【27節】
モンテディオ山形 - V・ファーレン長崎
NDソフトスタジアム山形

<スタメン>
GK 波多野豪
DF 増山朝陽 ヴァウド 櫛引一紀 米田隼也
MF マルコス・ギリェルメ 鍬先祐弥 中村慶太 名倉巧 澤田崇
FW フアンマ
<ベンチ>
GK 原田岳
DF 岡野洵 奥井諒
MF 加藤大 カイオ・セザール
FW ジョップセリンサリウ 松澤海人

フアンマが2試合の出場停止から復帰
中村慶太、マルコス・ギリェルメが初出場
松澤海人が初ベンチ

山形は25節より白を基調とした夏限定3rdユニフォームを着用中
長崎は3rd平和祈念ユニフォームを着用した


冬場は氷点下15度まで下がることがあり、夏場も夜はエアコンなしで眠れるというのは試合後に知ることになるのだが、炎天下の屋外は例外なく何処でも暑い。

JR天童南駅を降りて、人影まばらな順路を歩き、係員の指示に従い球場を3分の2周して、ビジター待機列に着いた時には、駅を出て35分を要していた。

夏の新戦力、特に中村慶太が登録即スタメンのせいか、いつになく和やかなムードが漂っていることを除き、いつもの関東アウェイ戦ゴール裏とさほど風景は変わらない。


<前半>
1stプレー、中村慶太からの組み立てでいつもとは違うルートで前へ運ぶ。これだ、これが見たかった
3分【山形】
長崎が自陣からつないで行くところを数人で狙い、奪ってから手数をかけず加藤のナイスシュートが決まる
難易度、精度が高いゴールが相手に出た試合は、いつも難しくなるのだが・・
22分【山形】
ショートコーナーからのクロスを加藤が、またも技ありナイスヘッド
ここから長崎に火がつき、遠い側のコートに行ったきりになる
何度からクロスを放り込むのだが、枠に当たる、クリアされる、GK守備範囲といった機会が3度 流れが悪い

<ハーフタイム>
花火が上がり、赤青白と発光するモンテディオペンライトに彩られた光のショー。まるでMr.childrenかサザンのライブ会場のよう

<後半>
4分【山形】
FKが波多野が守るゴールに吸い込まれる。場内アナウンスは非情にも「オウンゴール」を告げる 振り返ると、中村慶太のクリアが枠に入ったのが映し出されている。復帰即オウンゴールを歓迎する人は居ない。だが、これをプラスの力に変えるのがチームの結束

17分【山形】
前掛かりで攻める長崎の背後を取られたカウンター 國分のナイスゴール 4-0
せめて1点とって欲しい。ゴール裏で誰もが想っている。町田戦の4-1を想いだしている。こんな試合だからこそ、光が欲しい

33分【V長崎】
米田隼也がライン際からクロスを上げるとジョップがヘッドで押し込む
やるなジョップ!僕らの心に光が射し込む
46分【山形】
川井のシュートがDFに当たる不運のゴール 最後まで、とことん、今日は山形の日
この時、天童駅の土産売店で店員さん達がモンテディオのシャツを着ていたのを思い出した。ここは、サッカーの町なのである

去年、ここではオフサイド2発で敗れた。少なくともそんな日ではなかった。
5度にわたり相手の大歓声を聞いたが、長崎ゴール裏のチャントは、その瞬間、一度も緩まなかった

試合後、選手たちが挨拶を終えた後、米田がひとり残り、地声でサポーターに語りかけた
強く、優しいサポーター達は、これを意気に感じて、長崎コールで見送った
さぁ、ここから駆け上がっていこう

試合後、選手挨拶+米田の話し(動画)

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