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2023年8月19日 (土)

暑い夏にガツンときた鳥中華

初めての山形県 鳥中華、山形戦、米沢牛の旅

ツルハ天童東本町店を出ると、空はうすぐもり 30.4度 むしっと暑い
MAPアプリで確認するまでもなく、この道をまっすぐ往けば左手に水車生そばの水車が見えてくるはずだ。
相変わらず舗道は誰も歩いていない。一組の例外を除いては。

僕と同じ方角に向けて、ガラガラを押しながら歩く2人組。
天童に着いてから観光客らしき人は見ていないので、恐らくV・ファーレン長崎の試合を応援に来た仲間ではないかと想うが、2人とも普段着なので確信はない。
かくいう僕はというと、天童駅に降り立った時点でユニフォームに着替え済み。
そこには「敵地で戦う意志」を主張するといった勇壮な意味は無く、ただ暑くて汗をかくから着替えただけだ。
それでも、ユニフォームを着て町を歩いていると、長崎の方に「仲間だな」とわかるし、ホームサポーターの方が話しかけてくれることもある。
今回の旅では山形サポーターさんから話しかけられる機会はなかった。


この旅を始める前、47都道府県の未踏は「山形」と「鳥取」
山形は「V・ファーレン長崎のaway戦応援」という大義が2018年秋にできて以来、いつかは行こうと想っていた。その挙行を今年にした決め手が「鳥中華」だ。
4ヶ月前、SNS上に「天童といえば・・」というキャプションで紹介されていたのが「水車生そば」の外観と名物「鳥中華」
その投稿を見て山形初訪問構想が見えてきた。
年次刊行されているガイドブックの山形版を確認すると、天童のページに「水車生そば」が紹介されており「乾麺500円はお土産に人気」とあった。

13:06
水車生そば到着
店の表には誰も並んでいなかったが、店内は満席だった。
先のガラガラの2人は、お店の何処かで「何にしようか」と考えている頃だろう。
しばらくして相席を案内されて、鳥中華(大盛ではない)を注文。

■水車生そば(すいしゃ きそば)
鳥中華が有名な天童のそば処
名物は水車と石臼でひいたそば粉を使う板そば、鳥中華
住所:天童市鎌田本町1-3-26(JR天童駅から1km)
創業:1861年

水車生そばは蕎麦の名店だが、鳥中華の麺はラーメン(中華そば)なので、そばアレルギーの僕でも食べることができる。

人は誰もラーメンを前にすると、レンゲを手に取りスープを掬う
(考えには個人差があります)
スープを飲んだ瞬間、がつんときた。
一流の食レポ風にもっと文学的に言い換えてもいいのだが、第一印象の衝撃はその時、頭に浮かんだ言葉をそのまま使ったほうがいいと想う。


年齢を重ね、経験を重ねることは美徳だが、僕にある課題を突きつけている。
それは、経県値が高くなるにつれて、大抵のことが心の織込済となることだ。
「想ったより、たいしたことないな」
この身も蓋もない言葉が脳内にちらつくのを、いやいやそんなことはないと打ち消す葛藤に悩むのだ。

今、まさに順調に消化している「鳥中華」は掛け値無く美味いのだが、もう1人の自分が囁いた。
地元にこの店があったら、僕は通うかな・・・
でも、それをすぐに自分が打ち消す。
鳥中華はこの店の名物でもあるが、山形県民に愛される名物でもある。
僕ら長崎人がちゃんぽん・皿うどんの店に通うように、子どもの頃から心と体が愛している味があるのだ。


店内は冷房が効いているとはいえ、外は30度超え。
この暑さの中、13時を回っても店内は満席を維持している。続々と新たな客も入っている。
僕はフアンマ・デルガドがPKを蹴る時のように、落ち着いて・豪快に食べ終えると早々に席を空ける。
ガイドブックに紹介されていたお土産の乾麺、5つ買うつもりだったが手に取ると思いのほか大きかった。
明日もまた登起波で買いたいものがあるので、ここは荷物を最小限にしたい。すると、会計を並んでいる前の人が大量に買い、目の前の在庫が4つになったので、自分用を削って4つにした。
これですべて乾麺はお土産になった。自分では食べていないので感想はわからない。いつか「ガツンと来た?」かきいてみようと想う。

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