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2023年8月28日 (月)

ゲリラ雷雨でもチャントを歌い続ける V・ファーレン長崎のゴール裏

今回、大宮では勝てないんじゃないか
Nack5スタジアム大宮での大宮戦を控えた週末、もう1人の自分が囁いていた。
V・ファーレン長崎はまだ一度もここで勝てていない。去年初めて(追いついて)引き分けに持ち込んだ。さぁいよいよ今度こそ初勝利だと気持ちを上げていくところだが、そんなにうまくいかないんじゃないかというのが、もう1人の僕の意見だ。

大宮駅の東口を出て正面すずらん通りのアーケードを抜けて左、一番街の信号から右折して一之宮通りを進むと武蔵一宮氷川神社 二の鳥居に出る。
僕はずっとここが一の鳥居(通称、大鳥居)だと想っていたが、しらべると、参道はさらに手前から続いており、一の鳥居はさいたま新都心駅の側にあった。
一の鳥居から三の鳥居までの距離は 1.9km、本殿までは 2km。
次にNack5スタジアム大宮に来る時は、さいたま新都心で電車を降りて、日本一長い参道を歩きたい。
(大宮駅東口→本殿は 1.3km)


武蔵一宮氷川神社は「大いなる宮居」として大宮の地名の由来となった神社。
祭神は 須佐之男命(すさのおのみこと) 稲田姫命(いなだひめのみこと) 大己貴命(おおなむちのみこと)

□武蔵一宮氷川神社の歴史
紀元前472年
創立
1849年
現在の本殿が竣工
1934年
昭和天皇行幸
行幸:天皇が外出すること
1993年
平成天皇行幸
2028年
創立2500年 御鎮座2500年祭


5月に奥氷川神社を参拝した際、全国に数多くある氷川神社の総本社は武蔵一宮氷川神社だと知った。
いつも、Nack5スタジアム大宮に往く際、参道を歩かせていただいているあの神社だ。そこで、今年の大宮戦では少し早く家を出て参拝することにした。
Bardによると2023年8月現在、氷川神社という名前の神社は日本全国に約280社あるという。

二の鳥居をくぐってから長い。いつもならば参道を右に逸れてスタジアムに向かう分かれ道からもまだ先がある。
二ノ鳥居から425mで三の鳥居をくぐり、楼門をくぐると、そこには賑わいがあった。
今年に入り神社参拝を心がけるようになって以来、一番の賑わいだ。

以前、滅多に神社に行かなかった頃は、行く度に「えっと拍手からだっけ」とドキドキしていた。先に拍手してしまうと祈り上げるのが難しくなる。
今はもう二礼二拍一礼で自然と体が動くようになった。


Nack5スタジアム大宮は武蔵一宮氷川神社の東隣り大宮公園内にある。Googleマップには「公園内のコンパクトなスタジアム」と紹介されている。コンパクトと言えども15,000人が収容できる。
参拝を終えると白鳥の池の北側を通りスタジアムへ。

ここに来るのも 4度めとなると、係員の案内や案内表示に頼らなくても、ビジターゲートへの順路は体が"だいたい"覚えている。
キックオフの3時間10分前に待機列に到着。思いのほか多くのサポーターが既に列を作っている。後にDAZNで映像を見ると、ビジターシートが設定されたゴール裏右半分はほぼ隙間無く埋まっていた。
野球場の建物沿いに並ぶため、日陰で待てるのがありがたい。

Nack5スタジアム大宮では未だ勝ちがない V・ファーレン長崎

開場は2時間前かと想っていたが、2時間半前の16:30。
去年と同様、二階席(椅子席)の最前列を確保した。
ゴール裏からピッチが近い。来年には我々のホーム(Peace Stadium Connected by SoftBank)もこんな感じになるかと想うと感無量だ。


17時過ぎ、ビジターゴール裏から見て左側(南側)の空にどす黒い雨雲が近寄ってきた。
おのおのがスマホを取り出して、雨雲レーダーを確認していると落雷の音。
Weather Newsの落雷情報を確認すると、幸い表示される圏内に落雷アイコンは出ていない。避雷は遠い場所なのだろう。
「雷も怖いけど、中止はイヤだね」
そんな会話が飛び交う。
今季は最終節に向けて、ミッドウィークゲームはなく、インターナショナルAマッチデーで1週間の予備もある。1試合までの延期ならば過密日程にはならないが、それでもここまで1週間の調整が無駄になる。できれば、延期なしでやってほしい。

そんな願いが通じたのか雨雲は去り、GK練習が始まった。
波多野、富澤コールからのチャントが始まってしばらくした時、突然大粒の雨
「やばい、やばい」
ポンチョを着込んだだけでは防げないゲリラ雷雨。一斉に避難が始まりコンコースは一杯になった。
「YAHOO!では20分後に止むらしい」
そんな情報が行き交う。

雨は勢いを落とさない
そろそろフィールドプレーヤーの練習も始まった頃
V・ファーレン長崎のゴール裏でチャントが続いていた
その合唱に感動した
この歌を聞いた選手たちの心にも、きっと大きく響くだろう

雨は20分後にはほぼ止んで、避難民はそれぞれの座席に戻り、試合開始のセレモニーへ。
鬼のような暑さが幻だったかのように和らぎ、涼しささえ漂う晩夏のスタジアムで僕らは歴史的な瞬間に立ち会うことになった。



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