新幹線のワゴン販売存続の工夫を提案
初めての山形県 鳥中華、山形戦、米沢牛の旅
「初山形」の朝、JR在来線の改札に向けて歩きながら、僕は念仏のように唱えている。
「磁気カードPASMOで乗車する」
いつもならば、JR在来線改札では PASMOが入っているiPhoneをタッチするところだが、今日はここを間違えると面倒なことになる。
東京駅で在来線から東北新幹線へ乗り換える。
ここでも使うのは磁気カードPASMOだけ。
いつもならば、乗車前にコンビニか自販機でコーヒーを確保するところだが、今日は久しぶりの新幹線。
「ワゴンでコーヒー」は新幹線乗車の大切なルーチンなので、車内の楽しみにとっておく。
発車時刻の15分前に22番線ホームに上がる。
振り返ると、東海道新幹線ホームにはN700a。N700系の台座のみを「A」タイプに換装した車両で、東海道新幹線を走る車両では最も古い型。
ロゴのAが小さいことから僕は「小A(こえー)」と呼んでいる。
22番線は、1991年の東北新幹線開業時に新設された。
現在は東北新幹線、秋田新幹線、北陸新幹線が発着する。
8:20
青いラインが美しい北陸新幹線E/W7系が入線
8:35
これから乗車するE5系(U33)/E6系(Z15)が入線
連結部分にカメラマンが殺到する。土曜日ということで子ども連れが多く撮り鉄は見かけない
本来ならば、天童(山形)が目的地ならば、山形新幹線に乗ればよい(乗換がない)
だが、E5系に一度乗ってみたかったので、福島まで(東北新幹線の)E5系に乗っていくことにした。
8:48
やまびこ53号 定刻東京駅発車
「やまびこ」は東京~盛岡間を走る列車
1-10号車はグリーンのE5系、11-17号車は赤いE6系
通常、やまびこはE5/H5連結だが、11-17号車にE6系(自由席)を連結する唯一のダイヤということで、この列車を予約した。
指定席普通車両レイアウトは、3人掛け+2人掛けの横5列。
1ヶ月+1週前、えきねっとで2人がけの窓側 E席を確保した。
車内は空席が多い。となりのD席は空席。車両全体がそうだろうとこの時は想っていた。
手元の明るさは218ルクス
全席に給電コンセント
特筆すべき点としてシートピッチが広い
しらべると東海道新幹線と同じ1,040mmだったが、感覚的に広いと感じる
前席の人がフルリクライニングしてきても、実用上の問題はなさそうだ。
8:59
優しい女性の声で車内放送が入る
「車内販売はありません」
え、そうなの?
在来線特急では少なくなったものの、ワゴン販売のない新幹線を想像したことがなかった。
しらべると、日本レストランエンタプライズ(NRE)が運営する東北新幹線のワゴン販売は見直しが行われており、はやぶさ・はやて、やまびこは2023年3月15日迄で終了していた。
この旅から半月後の2023年8月8日
「はい、そうですか」と納得できないニュースが報道された。
東海道新幹線が2023年10月末でワゴン販売を終了するという。グリーン車(G車ワゴン)のみスマホ注文によるサービスが存続する。
「カチコチアイス」こと、スジャータアイスクリームは東海道新幹線の名物。
・めいらくグループの名古屋製酪が製造
・JR東海パッセンジャーズが販売
・種別:アイスクリーム
主に東海道新幹線でワゴン販売されるが、東京発便が山陽新幹線エリアに乗り入れた後もワゴン販売されている
定番のバニラ、抹茶に加えて、みかん、メロンなどの名産品にちなんだ種類も販売してきた。
ワゴン販売終了の理由は、パーサーの人材不足・売上低迷であるという。
できれば、以下のような工夫をして、ワゴン販売を続けてほしい。
●A車ワゴン、B車ワゴンを各1往復に絞りパーサー1人を充て、AB車ワゴン・G車ワゴンの2名体制とする
・乗客には「5号車は10:30頃三河安城を過ぎたあたり」といった"ワゴン巡回情報"をネットで開示。
乗客は「三河安城まで起きていてアイスとコーヒーを買うぞ」と愉しみなプランが描けるようにする。
Express会員の希望者には「ワゴン現在地」「ワゴン接近情報」のプッシュ通知が受け取れるようにする。
*A車ワゴン
東海道新幹線で1号車~7号車の車内販売を担当するワゴン
7号車の準備室を出発、進行方向に向かって売り歩き、1号車まで行くと折り返して戻ってくる。東京~京都間で3往復
G車ワゴン 8~10グリーン車
B車ワゴン 11~16号車
原則としてパーサー3名が必要だが、現状では人材不足のために2名になることがあるという。
「出張・旅行ではワゴンのアイスとコーヒー」という小確幸の灯を絶やさないで欲しい。
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