奥多摩参考記録【35話】クマに襲われたくない人は、山に登らない方がいい
【検証4】
クマ問題
登山前に誤って「奥多摩湖いこいの路」に踏み込んだ時「クマ目撃情報」の貼り紙を見た僕は、それを我がこととは思っていなかった。
「クマが5m先にいます。対処方法を提案してください」とChatGPTに聞いてみようかと想ったが、実際には聞かなかった。
それは「だいたい想像がつく」と想っていたからだ。
なんでも映像化する(妄想ともいう)のが悪いクセの僕は、その時、脳内でクマと対峙していた。
山道を歩いている僕の前方に体長3mのクマが現れた
一旦立ち止まり様子を覗う。距離があれば後ずさりしてやりすごすのだが、不幸にもクマは僕に気づき間合いを詰めてきた
僕はぎりぎりまで呼び込んで相手の急所を一撃する・・・
2011年にくまモンが登場して以来、クマはなじみ深いほどではないが、恐怖の対象から一歩後退していると想う。テディベアは愛されているし、夏になれば誰もがしろくまを食べる。
(考えには個人差があります)
山歩き(走り)の人々で、熊鈴・ベアスプレーなどのクマ対策品を準備している人は10~20%と言われている。
クマについてきちんと知りたいと想った僕は、後日「人を襲うクマ 遭遇事例とその生態」(2017年 羽根田治)を読んで、自らの甘い認識にぞっとした。
(学んだこと、ここから)
・足が速い
・目が合うと攻撃してくる
・クマは両手を使い的確に攻撃する
・人間の目を狙う
・1次攻撃は爪でひっかくか、噛みつきに来るかはクマ次第
・たいていは一撃で終わるが、人が倒れると覆い被さり攻撃することがある
(ここまで)
丸腰の僕がとても、戦える相手ではない。
凶器を持ったプロ格闘家と素手で戦うようなものだ。
川苔山(かわのりやま)でクマに襲われた登山家が語る
「クマに襲われたくない人は、山に登らない方がいいでしょう。山に登ると言うことは、結局は熊の生息地に入り込んでいくことなので、覚悟のない人は行かないほうがいいと思います」
*「人を襲うクマ」より
奥多摩の山地には50頭前後のツキノワグマが棲息すると専門家はみている。
*「侮るな東京の山」より
今回、熊には出くわさなかったが、蜂には出くわした。
蛇と出くわしたら、慌てて尾根から落ちたかもしれない。
山は山で生きる動物たちの住処
「覚悟のない人は(山に)行かない方がいい」
覚悟のなかった僕には、重い言葉だ。
「クマの対処」について、ChatGPTに聞いてみた。
【Q】
今、体長3mほどのクマが5m先にいます。この場合の対処方法を提案してください。クマ撃退グッズは持っていません
【A】ChatGPT
7項目にわたる指針が示されて、その中には「背後にクマの子供がいないかを確認」「(自分の姿を)大きく見せる」といった実践的な知見が含まれていた
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