「J1参入プレーオフと長崎」 去年と今年の状況比較
J2では監督・選手が語る目標は、シーズン当初「J2優勝・J1昇格」であり、トーンダウンするにつれて「J1自動昇格」「プレーオフ圏内」へと移り変わっていく。
31節栃木戦後、監督・選手コメントで語られる目標が、直近の「J1自動昇格」から「J1参入プレーオフ圏内」に切り替わった。
※参考文献:ViSta長崎サッカーマガジン
恐らく、チーム内で意思統一が図られたものと推察する。
チームが1つの目標を見ていることは大切であり、それをサポーターに伝える言葉は重要だ。
曖昧な目標を追うよりも、実現が十分に可能な目標に向けて、足場を固めていく姿勢が窺える。大いに支持したい。
この試合後コメントを聞いて、どんよりしていた気持ちがサッパリした。
今はまだJ1昇格の可能性が残っている時期であり、いたずらに分断を誘う言動ではなく、チームとサポーターが1つになりたい。
そこで「J1参入プレーオフと長崎」 について、去年と今年の状況を比べてみた。
【2022シーズン】
2022年8月6日
【30節】東京V戦(away)敗戦 連続負けなし試合が11戦で止まる
[5位] 勝ち点47
8月13日
【31節】琉球戦(home)逆転負け
連敗となり、現実的な目標がJ1自動昇格からJ1参入プレーオフとなる
[6位] 勝ち点47 7位町田との差「+1」
8月20日
チーム内にコロナ陽性者がでて金沢戦(away)が中止
8月27日
チーム内にコロナ陽性者がでて栃木SC戦(HOME)が中止
9月3日
【34節】千葉戦(away)勝利
[7位] 6位大分との差「-2」
*長崎が大分より2試合少ない
21節から居続けた「プレーオフ圏」外となる
9月21日
【33節】栃木戦(HOME)引分
[8位] 3位以下確定、自動昇格消滅
9月24日
【38節】横浜FC戦(HOME)敗戦
[8位] ここから、41節まで4連敗
10月15日
【41節】山口戦(home)敗戦
[11位] 7位以下確定、プレーオフ消滅
2022年は37試合め(33節)で自動昇格が消滅、41試合めでプレーオフが消滅した。最終順位は11位
つづいては、今年の状況
【2023シーズン】
8月12日
【30節】水戸戦(away)引分
[6位] 勝ち点47
8月19日
【31節】栃木戦(HOME)敗戦
[6位] 勝ち点47 2位磐田「-10」 3位清水「-8」
*山形と並んで6位
*勝ち点で並ぶ8位群馬が1試合少ない
試合後、監督・選手コメントが「J1自動昇格」から「J1参入プレーオフ圏内」に切り替わった
【プレーオフ2023日程】
11月25日(土) or 26日(日)
J1参入プレーオフ準決勝
【1】 J2 3位-J2 6位
【2】 J2 4位-J2 5位
12月2日(土) 日付は確定
J1参入プレーオフ決勝
【1】勝者と【2】勝者が対戦
2024シーズンよりJ1が18→20クラブに拡張するため、今年は特例でJ2から3チームがJ1昇格。J1クラブとの決定戦は無い。
現実的な目標が「J1自動昇格」から「J1参入プレーオフ」となったのは、去年と同じ31節。勝ち点も同じ「47」
去年はここからチーム内にコロナ禍があり、順位を下げていった。
「もしかして、秋には千葉でもう1度、昇格に立ち会うかも知れませんね」
5月に長崎ヴェルカがアウェイ千葉戦でB1昇格を決めた後、仲間と話したことがあった。
最終節(11月12日)にフクアリで関東アウェイ戦が組まれていたからだ。当時、15節終了時でV長崎は4位だった。
ただ、それを心から望んではいなかった。敵地で昇格争いに立ち会う精神的負担は、もう懲り懲りという気持ちがあったからだ。
「まぁそれは冗談として、早めにHOMEで決めて欲しいですね」
そう言い合った。
あれから3ヶ月、状況は僕らが妄想していた自動昇格決定戦に加えてアウェイ・プレーオフが視野に入っている。
現在、10位以内には次の関東周辺 7チームが並ぶ
町田、磐田、清水、東京V、山形、群馬、甲府
V長崎が4位・5位・6位でシーズンを終えた場合、プレーオフ準決勝または決勝が「関東アウェイ戦」となる可能性は十分ある。
もちろん、長崎が3位以内でシーズンを終えて、もう関東には来ないことを祈っている。
*今後のプレーオフ状況推移は、以下の記事をご覧ください
→V・ファーレン長崎 2023年のJ1参入プレーオフ
| 固定リンク | 0
「V・ファーレン長崎」カテゴリの記事
- 実質クリーンシート^^) 新監督初戦は「5勝2分」(2025.06.23)
- V・ファーレン長崎 新監督・代行監督 初采配試合(2019年以降)(2025.06.21)
- 唯一の引き分けは熊本の澤田崇がゴールを挙げた2014年(2025.06.20)
- V・ファーレン長崎の後半戦19試合データ -後編-(2025.06.18)
- 力を貸すのは選手の方ではない V・ファーレン長崎後半の戦いに向けて(2025.06.17)