懐かしさ漂う喫茶店が「旅のスイッチ」を入れてくれた
初めての山形県 鳥中華、山形戦、米沢牛の旅
水車生そばで「鳥中華」にガツンと来たあと、本来の予定ならば「soraniwa CAFE」でアイスコーヒーでも飲んで、天使のプリンを買うつもりだったのだが、あまりの暑さにこれ以上歩くのは危険と判断して、駅に戻ることにした。
「日曜の夜ぐらいは...」のように、女性三人組で店を切り盛りしているのか興味津々だっただけに残念だ。
相変わらず駅までの道には人が歩いていない。
お昼の時間帯で太陽が真上にあることと、背の高い建物がないため、容赦ない天童の日差しが僕を射している。
沿道に名前を知っている政治家の事務所があった。
暑いですね、どこからですか?
東京からです
中で麦茶でもいかがですか?
それじゃ、一杯だけ呼ばれましょうかね
うつろな意識のなかで妄想が膨らみ、話しは大きな展開をみせる。
脳は僕の意志に拠らず自分勝手に動く臓器。想像を働かせて疑心暗鬼を作り出すので、いつも注意している。
ただ「麦茶一杯」からのストーリーは、特に利も害もなかったので、しばらく脳の好きにさせておくと、あっという間に天童駅までの片道1km、猛暑のウォーキングが終わり、ある意味助かった。
天童駅に戻ってきた。
先ほど目を付けておいた「天童将棋資料館」は有料だったのでパス。
山形県の在来線は交通系ICカードが使えないので、この後、サッカースタジアムに往く天童南への往復と、明日の米沢行きの切符を買う
13:50
天童土産が買えそうな予感に駆られて、駅ビルにある天童市観光物産協会に入ると、今日2つめの「顔出しボード」を発見。1日2つゲットは「顔出しボード写真コレクター」史上、過去に記憶が無い大漁である。
予感は当たっていた。
コンコースに直結したフロアにある物産センターには、所狭しと天童のものと想われる土産品が並んでいる。
先の顔出しボードをみて、かつて天童市の教育予算に寄付をして、お礼にラ・フランスをもらったことを想いだした。(どんな味だったかは思い出せない)
大手メーカーが手がける「ご当地バージョン」の菓子は避けて、地元の業者がクレジットされたラ・フランス関連菓子を購入した。
観光案内所を兼ねたレジには、お揃いの青いポロシャツを着た職員さんたち。
「私たちはモンテディオ山形を応援しています!」の幟が立っているところをみると、モンテディオのポロシャツらしい。
ここは、サッカーの街なのだ。
そのシャツをみて、かつて、V・ファーレン長崎がヴィヴィくんの「21市町ポロシャツ」を作ったことを思い出した。
僕は佐世保市のポロシャツが欲しくて球団に問い合わせたが、地元団体の方に限るとのことで涙を呑んだ。
14:00
ホテルのチェックインまで、あと1時間。どこかで時間を潰す必要がある。
「よし、店を探そう」
井之頭五郎ならば迷いに迷うところだが、歩き始めるとすぐに、懐かしさ漂う店がみつかった。
僕が学生だった1980年代、西新の町にあったちょっとイカしたパブに似た雰囲気に惹かれて「アリスの海」へ。
Retty によると「天童駅前は飲食店が少ないので貴重なカフェ」と紹介されていた。
時間つぶしにと持ってきた文庫本はホテルに預けた荷物の中。
アイスコーヒーを飲みながら、今日ここまでの写真を見てメモを整理する。
「いったん落ち着く」ことは、今、自分の状況がそれほど悪くない、いや幸せな状況なんだと教えてくれる切っ掛けになる。
今、旅のスイッチ入った?と考える。
旅のスイッチは移動の交通機関で入る時もあれば、目的地の景色に触れて入ることもある。
「今、僕は日常を離れ、旅を心から愉しんでいる」
そう認識した瞬間から、旅の楽しさは一段ギアが上がる。
人生には、知らなくていいことがあふれているが、人生には喫茶店が必要である。
15:00
ホテルに戻りチェックイン
宿泊費は、このホテルに直接電話予約した際 9,100円と言われたが、現地では9,300円。
電話では税抜きだったのかな?と想いそのまま支払う。
後で電卓を叩いたが、税金、サービス料いずれもそれらしきパラメーターは見つからなかった。
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