ハルナツアキフユ「詩人の恋」は、すべての人のスタンダード
佐野元春 今、何処ツアー2023 ⑧
ここまで他会場で演奏されていた「ポーラスタア」(ZOOEY)が、この日はリストから外れた。
□La Vita e Bella ラ・ヴィータ・エ・ベラ|ZOOEY
この曲はリリース当時、TOYOTA「マークX」のCMソングに使われた。
2013年3月13日(佐野元春57歳の誕生日)リリースのアルバム「ZOOEY」(ゾーイ)はオリジナル15作め、2007年の「COYOTE」以来6年ぶりのアルバムだった。
アルバムタイトルの「ZOOEY」は、今は亡き友人のニックネーム。その由来は、J.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に並ぶ代表作「フラニーとゾーイー」と思われる。
その後、元春の愛犬「ゾーイ」君がファンの間では知られている。ゾーイ君は「クロエ」でスクリーン投影されたオープンカーのシーンで、元春の助手席でいい子にしていた。
この曲も会場が弾ける。「愛が分母」(ENTERTAINMENT)と共に「COYOTE CLASSIC」となるだろう。そうなるとアルバム「今、何処」からの「COYOTE CLASSIC」候補はどれだろう・・・
□純恋(すみれ)|MANIJU
アルバム「MANIJU」から2曲めのピックアップ
♪恋に落ちればもう誰もが愚かになるよ♪
サビに合わせて歌う声が聞こえている
僕は「誰もが愚かになる」と歌うことを予習段階で把握したが、それまでは「誰もが■△※になるよ」と歌っていた。
「今、何処ツアー2023」を通してアルバム「MANIJU」から唯一演奏されてきたのが「純恋(すみれ)」
これが元春が推す「MANIJU」からの「COYOTE CLASSIC」なのかも知れない。
□詩人の恋|ZOOEY
♪ハルナツアキフユ
スクリーンに流れる歌詞が印象に残る
ちなみにApple Musicではこの曲の歌詞は"流れない"
歌が進んだら、指でフリックして流す必要がある。
ちなみに、今回の予習で確認した「Apple Musicの歌詞対応」は次の通りだった。
▼ZOOEY
La Vita e Bella 流れる
詩人の恋 流れない
▼MANIJU
禅ビート 歌詞が出ない
純恋(すみれ) 流れる
▼ENTERTAINMENT
全曲 流れる
▼今、何処
全曲 流れる
「詩人の恋」は特に多くの聴き手から「自分の曲」として聴かれると想う。
それは「別れ」が誰にも訪れるからだ。
離れて暮らす家族、共に暮らす人との別れを想い哀しくなる。
若い頃の「別れ」のイメージは、切ないけれど、どこか曖昧な自己満足を含んでいるが、人生が進みそれが「死別」と考えた時、脳裏にあるのが愛なのだろう。
「なんでもする」という言葉は、放送中のテレビドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」でキーワードとして使われている。
「なんでもする」は覚悟を伴う。
「なんでもする」をホントにするのが愛なのだろう。
できれば、この曲が元春スタンダードという枠に留まらず、広く日本じゅう、別れへのカウントダウンを生きている人々のスタンダードとして知られて欲しい。
【このお話の目次】Apple Musicでしっかり予習して臨む 佐野元春 今、何処 TOUR 2023
→ど素人!佐野元春講座
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