元春の横浜ホームに乗り込む幸せ
佐野元春 今、何処ツアー2023 ④
2023年9月5日
チケットを買ってから6日め、ライブ当日の朝目覚めると、昨夜の「愉しみだな」という穏やかな気持ちが、うっすらとした緊張感に変わっていた。
2021年に「ヤァ!40年目の武道館」に参戦した時は、長年支持している先輩ロッカーのライブに行くような気分だったのが、今日は憧れのロックスターと同じ空気を共有できるという高揚感へ。それは、かつて元春に抱いていた感情だ。
13:27
出かける準備をしていると、いつになく部屋が激しく揺れた。
Weather Newsの地震速報には、神奈川県藤沢市に[3]が表示されている。
13:33
さっきよりは短い横揺れ。続くとなると、ちょっと穏やかじゃいられない。
2011年「ALL FLOWERS IN TIME」の延期を想いだしたファンもいたことだろう。
ちょっと心配になり、神奈川県民ホールのウェブサイトを確認。
6月8日に掲載された「施設老朽化に伴う休館について」が最新のままで、新たな情報はない。
「日本大通り」の駅に降り立ち「4」出口へ向かう。
てっきり日本大学の最寄り駅かと想っていたが、読みは「にほんおおどおり」だった。
神奈川県民ホールは、海のそばにあって山下公園に近い。
僕は1度「横浜マラソン」のボランティアで来たことがあるだけの「山下公園」
その言葉がもつネームバリューほどには、感情が言葉にのらない。
□神奈川県民ホールの歴史
1975年
開館
2023年6月7日
神奈川県が(老朽化に拠る)休館を発表
2025年4月1日
休館(期間未定)
神奈川県民ホールは神奈川県営の複合文化施設の本館にある音楽ホール。大ホールの収容人数は 2,493人。福岡サンパレス、名古屋センチュリーホールよりちょっと多い。
人は誰でも郷土に愛着があるが「横浜」はその想いが特に表に出る希有な街だと想う。
横浜っ子たちがどれだけ地元が好きかを感じていて、横浜という街にちょっとしたAWAY感を感じている僕は、神奈川県民ホールに参戦するのはまだこれが2度目。
それでも、元春がデビューを飾り「赤い靴」があった街でのライブ参加は特別なものだ。
横浜DeNAベイスターズや横浜Fマリノスとの試合にAWAYで乗り込むのとは違う。元春の「横浜ホーム」に乗り込むAWAYの場合 "幸せのお裾分けを受けにいく" という表現があてはまる。
平日の17時過ぎということもあり、人影はまばら。ホール入り口の左側ドアを開けてグッズ先行販売が行われており、買い物を先に済ませる。
「今、何処 TOUR 2023」オリジナルグッズ
■パンフレット
■マグカップ
■Tシャツ(Tシャツ付チケットのモノとは別デザイン)
■マフラータオル
■トートバッグ
■アクリルブロックオブジェ
■キーホルダー
予めMWSでラインアップを確認して、目を付けていたキーホルダーを無事確保。これから毎日使う鍵につけたいと想う。
3階席は階段の段差が不均一で、初めて降りる時はちょっと怖い。
(あとで注意喚起の札に気づいた)
3階の最前列である4列は想った以上にステージに近かった。
恐らく1階席の22列の真上に当たるのだと想う。前から22列めの上空から見るといったところだ。
大ホールの仕様
・劇場型多目的ホール
・1~3階席に分かれる
・「30」「31」番座席が中央
「1列めは立ち見禁止」の注意喚起が一定間隔で貼られている。この着席ブロックルールは日本青年館と同じだ。
ルールで禁止されれば、誰かが立ち上がって、立たない人が見づらくなるということがない。
洋楽の場内BGMに、僕の開演前セトリに入っている曲はなかった。
終わり掛けに「東京スカイライン」がかかる。
開演に先立っての注意喚起放送に耳を傾ける。「声出し」についての言及を確認するためだ。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、2023年5月8日に「神奈川県民ホールにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」は廃止されている。
(引用ここから)
ご来場者、ご利用者の館内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時や継続的な発声を伴う公演等、必要に応じて着用をご検討ください。
(引用ここまで)
公演主催者のウェブページには「ライブ中の声出しはできるだけ控える」ことが要請されていた。
そして、会場では「声出し」についての言及はなし。
これらを総合して「歌う時はマスクをするのだ」と判断して、開演時間の19時にマスクを取り出して着用した。
【このお話の目次】Apple Musicでしっかり予習して臨む 佐野元春 今、何処 TOUR 2023
→ど素人!佐野元春講座
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