「THE COYOTE BAND時代」のクラシック「愛が分母」に弾ける世代
佐野元春 今、何処ツアー2023 ⑦
□冬の雑踏|今、何処
ここまで6曲はアルバム「今、何処」曲順どおりの演奏。
「SOME DAY」「SWEET16」で行われた「名盤ライブ」のよう。
もしも、アルバムを聴き込めていないうえ、きちんと予習をして来なかったら、ここまでの時間、僕の心臓のBPMは安静時心拍数くらいまで下がっていたかも知れない。
「今、何処ツアー」で「Google先生」に尋ねると、You Tubeにいくつかのライブ動画が見つかる。それらは「佐野元春 - DaisyMusic」が公開しているもの。
ただし「冬の雑踏」は公開されていない。
□エンタテインメント!|ENTERTAINMENT
ここから3曲はTHE COYOTE BAND5枚めのアルバム「ENTERTAINMENT」コーナー。
佐野元春 with THE COYOTE BAND は、ここまで6枚のアルバムを出している。
「今、何処 TOUR 2023」はアルバム「今、何処」リリース後初めてのツアーでありアルバムタイトルを冠して全国15か所15公演を行う。
セットリストの大半はツアータイトルの「今、何処」から演奏。いわゆる元春Classicはアンコールの数曲に留めている。
【 】数字は元春オリジナルアルバムの通し番号
【14】 2007年 「COYOTE」
【15】 2013年 「ZOOEY」
【16】 2015年 「BLOOD MOON」
【17】 2017年 「MANIJU」
【18】 2022年4月 「ENTERTAINMENT!」
【19】 2022年7月 「今、何処」
2019年10月9日リリースの「或る秋の日」はバンドを率いないソロ作品。
佐野元春公式サイトMoto's Web Serverの記載では、このアルバムはオリジナルとしてカウントされていない。
「或る秋の日」
・過去に配信リリースされた4曲、新たに書き下ろされた4曲の合計8曲
私の人生/君がいなくちゃ/最後の手紙/いつもの空/或る秋の日/新しい君へ/永遠の迷宮/みんなの願いかなう日まで
・4種類発売「CD」「アナログ」「MP3」「ストリーミング」
□新天地|ENTERTAINMENT
♪新天地 めざす天使
他の歌詞が頭に入ってこないくらい、冒頭の韻が強烈だ。
「天使」「月」といった元春クラシックワード満載の歌詞を聴きながら、元春もH3ロケットやispaceの月面着陸は興味深くチェックしていたのかなと考えていた
□愛が分母|ENTERTAINMENT
♪愛が分母♪
会場が弾けている。
僕らが初期の元春クラシックに弾け飛ぶように、この曲で弾けている人たちは僕らよりもいくつか下の世代たちだろう。
誤解を恐れずに言えば、この「次の世代」「若い世代」が補充されないことが佐野元春の課題だった。
ライブに来る度に僕らは同じ会話を繰り返した。
「年齢層高いね」
「人のことは言えないけどね」
いつか「THE COYOTE BAND時代」がレガシーになった時「愛が分母」は代表的なCOYOTE CLASSICに位置づけられるかもしれない。
□禅ビート|MANIJU
ここまで他会場の「今、何処ツアー」では、ここで「ポーラスタア」(ZOOEY)が演奏されていたが、それに代わりこの日はこの曲が差し込まれた。
公演終了後に見たセトリボードでも、この行だけ「急遽、差し替えました」という違和感があった。
このツアーでは「MANIJU」からは「純恋(すみれ)」1曲だけが演奏されていたが、この日は2曲となった。
【このお話の目次】Apple Musicでしっかり予習して臨む 佐野元春 今、何処 TOUR 2023
→ど素人!佐野元春講座
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