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2023年10月21日 (土)

椅子を求めて三千日 -前編-

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フルリクライニングが他にない魅力のOAチェア「DXRACER」


■2000年代前半
日本におけるオフィスの「パソコン1人1台化」は概ね完了していたが、日本じゅうのデスクワーカーは「姿勢」や「座り疲れ」などそもそも念頭に置いていない椅子でパソコンに向かっていた。
メーカー名は言わないが、少し動くと「ぎこぎこ」言う灰色の椅子だ。


■2000年代半ば
家具店に置いてあった「いかにも体に良さそうな」OAチェアを手に入れた。
「勉強部屋コーナー」に置いてある椅子は大半が木製の安普請なものであり、OAチェアはこの1脚だけ。
29,800円は従前に使っていた「ぎこぎこ椅子」の10倍の価格だったが、ウェブページの作成でパソコンに向かう時間が長くなっており、必要な投資だった。

職場では、1日7時間以上座っている内勤の人たちの多くが、腰に不安を覚えていたと想う。
そんな状況に疑問を持った僕が、特別に手に入れたOAチェアを職場に持ち込もうとすると「上司からそれは困る」と言われた。
結局「椎間板ヘルニア療養のため」という一筆を書き、上司の署名を得て椅子の背面に貼り付けることで使用が認められた。

「椎間板ヘルニア」は本当の話で、実際にレントゲン写真も提示した。
ただ、この後ある方法で治療もせず治癒したのだった。
→読むだけで腰痛が治った体験談


■2000年代後半
勤務先の移転にあたり、社屋についてのアンケートが採られた。
自由に書いてよいとのことだったので「ジムとシャワールームが欲しい」「託児所を作って」という難易度の高いものから「オフィスグリコを入れて」という身近な要望が出るなか僕は、椅子について切々と訴えた。

(記憶を元に再現)
全席にOAチェアの導入をお願いしたいです。
内勤の方は1日7時間以上、椅子に座っています。
腰に不安を抱えている方も少なくありません。
椅子に座った姿勢で脳が安定します。
人間工学に基づいた設計のOAチェアを導入することで、健康の不安が和らぎ、思考力が高まり業務効率が上がれば、よい投資ではないでしょうか。
「会社は我々の健康も考えてくれている」と社員の帰属意識も上がると思います。
(ここまで)

その要望が通ったという訳ではないと思うが、職場には全席にOAチェアが入った。ネットで検索すると1脚10数万円する機種だったので、かなりの投資だったと思うが、先見の明はあったと思う。


職場と自宅にOAチェアが入ると、新たな課題が浮かび上がった。
長い時間座っていると「姿勢が安定しない」「尻が痛くなる」といったことだ。
快適に執務できる時間は、旧来の「ぎこぎこ椅子」と比べれば格段に長いのだが、それでも限りがある。
そこから新たに「椅子に乗せるグッズ」の探索が始まった。


■2017年10月
WBS(10月9日の放送)で取り上げられた「まるプニ」を手に入れた。

○まるプニ
着座姿勢を安定させる円形クッション
・メーカー:(株)加地
・販売:エクスジェルストア,Amazonなどのネット通販
・当時価格:9,000円+税、送料
・発売:2017年8月1日

楕円形の平坦なクッションで長い辺をヨコにして置く。
(裏面にブランドタグが付いているので、それを左右どちらかにする)
座面のヨコ方向に41cmのスペースが必要。

初めて座った時、何の変哲もない座り心地に何の感慨もわかず「これは、やってしまったか」と思ったが、時間が経つと座り直しをしていないことに気づき、これが効能なのだと納得した。


■2018年
「まるプニ」シリーズのエクスジェルが販売する「アウルFIT」を、自宅用に追加で手に入れた。

○アウルFIT
着座姿勢を安定させる角形クッション
・当時価格:19,440円(2018年1月)
・発売:2013年 「まるプニ」より4年早い
・専用カバー付属(家庭用中性洗剤で洗濯。色落ちする)

座面が平坦な「まるプニ」とは異なり、着座前方に向かって前傾している。
クッションの後方に厚みがあり(52mm)前方が薄い(20mm)
サイズは大抵の椅子に合う 40cmの正方形。

しっかりした座り心地があり「まるプニ」にはないお尻までのホールド感が実感できる。長時間のパソコン仕事に好適。
ただ専用カバーが滑りやすく、OAチェアに座っていると徐々に体が前にずり落ちるのがストレスになり、ダイニングテーブル用の椅子用に転籍した。

この滑りやすさは後に「足の接地」によるものとわかる。
足がべたっと接地して(膝の角度が90度)いないと、体が前に滑ってしまうのである。
座面が床に対して平行か、やや前傾していないと「膝の角度が90度」にならない。大抵のOAチェアはやや座面が後傾している。

「尻が痛くなる」については「アウルFIT」のようなクッションで改善できることがわかったが「姿勢が安定しない」という課題は積み残しとなった。
-後編-へつづく

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