« 椅子を求めて三千日 -前編- | トップページ | 平日の夜、敵地で手強い甲府とドロー »

2023年10月22日 (日)

椅子を求めて三千日 -後編-

OAチェアに座りパソコンに向かう。
始めのうちは腹筋に力を入れて背筋を伸ばしている。
「こんなことは長く続かないな」と考えながら・・・
時間が経つにつれて骨盤が後傾して、気がつくと背筋が丸くなっている。その姿勢が不愉快になって足を組むといった悪循環となる。
高価なOAチェアに座っても「姿勢が安定しない」という課題は積み残されていた。


■2022年
クッションを断念してから4年後「バックジョイ」を手に入れた。

○BackJoy(バックジョイ) 骨盤サポートシート
手持ちの椅子に乗せて使える骨盤サポート用品
背筋(せすじ)を伸ばして座るサポート用品
・メーカー:バックジョイ
・実勢価格:6,500円
・販売:店頭(Loftなど)、ネット(amazonなど)

非正規品が売られていて、メーカーは注意を呼びかけている。
近くには実際に試せる店舗がなかったので、ネットで購入した。

BackJoyを使ってみてわかったことは、長時間座っても尻や腰が痛くならない用品ではないということだった。
特に短時間で「尻が痛くなる」ことは耐えがたかった。

購入前のポイントに「フルリクライニングのDXRACERで座面に置いたまま背が倒せそう」があった。
確かにBackJoyには背もたれ部分がないので倒すことはできたが、座り心地が固くてくつろげなかった。

せっかく買ったので、他の用途を探ってみた。
だが、床に直座りで使うとゆりかごのように揺れて落ち着かないし、ホットカーペットの上で使うとカーペットに跡が付いた。

□BackJoyの教訓
サポートチェアは、店頭で座ってみて「これはイイ」と思えるかを確かめるとよい。
(店頭取扱店はBackJoyのウェブサイトに掲載されている)


■2023年
座面に「アウルFIT」を置いたダイニングテーブルの椅子でパソコンに向かっている時、姿勢が安定していることに気づいた。

その椅子は背もたれが丸みを帯びている。これが脇腹を包み込むように体を支えてくれて心地いい。座り心地だけに限れば「アウルFIT」は折り紙付きだ。
OAチェアでこの環境を手に入れることはできないだろうか?

心に情報収集のアンテナを立てて過ごしていた数ヶ月後、ヨドバシ.comで「Style SMART」を見つけた。

○Style SMART
オフィスチェアの上に置いて体を安定させるサポートチェア
・メーカー:MTG(エムティージー)
・実勢価格:16,290円
・販売:店頭(ヨドバシなど)、ネット(amazon、ヨドバシ.comなど)
・発売:2020年6月

写真では僕が求めている"脇腹を包み込む"形状に見える。
だが「BackJoyの教訓」に照らして、店頭で座ってみる必要がある。
ヨドバシ.comで「展示あり」が表示されていたヨドバシカメラの店頭を訪れた。


Style SMARTは「健康家電」売り場にあった。
予め、椅子に置いて展示されており、僕が使う状況にぴったり。
早速座ってみると、目論見通りだった。
背面両脇の羽根部分が、脇腹を両方からそっと包んでくれる。
かっちりした固さではなく低反発のやんわりした肌あたり。

あとは置けるか否か。
使用しているOAチェア「DXRACER」の座面を採寸したメモを見ながら、持参した巻き尺で詳細に測っていく。
あいにく、座面前方の幅が5cmほど大きい。椅子がファブリック素材なので浮くようなことはなさそうだ。

視察から1週間、今も買うか否かを考えている。
心のフックになっているのは休憩の時に"どける"手間。
「DXRACER」の長所であるフルリクライニングを利用して「ちょっと休憩」の時には背もたれを倒す。
その度に「Style SMART」は何処かに置かねばならない。
毎日のことだから、できるだけ無理のないようにしたい。
理想のサポートチェア探しの日々は、まだ続きそうだ。

| |

« 椅子を求めて三千日 -前編- | トップページ | 平日の夜、敵地で手強い甲府とドロー »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 椅子を求めて三千日 -前編- | トップページ | 平日の夜、敵地で手強い甲府とドロー »