成長途上のヴェルカ 「悔しい」と「情けない」の違い
【6節】Game2
11月5日(日)15:05
茨城ロボッツ 長崎ヴェルカ
日立市池の川さくらアリーナ
○【1Q】 茨城ロボッツ 15-16 VELCA
スターティング5はGame1と同じ 松本健児リオン 狩俣昌也 マット・ボンズ ジャレル・ブラントリー 馬場雄大
ティップオフはブラントリーが跳びポゼッションはロボッツ
ヴェルカはいつも通りの守備でロボッツをショットクロックバイオレーションに追い込んでいく
互いの1ポゼッションが終わったところで周囲を窺うと、どうやら「Go Go VELCA」「ディーフェンス」コールは起こっていない。
それならばと、のど飴を嘗めながら思い切り大声を出す。
最初のうち、声を出し続けることは難しかったがすぐに慣れた。
そのうち、クラップに左側にいたブースターが1人合わせてくれて嬉しかった。
どれくらいこの声が選手に届いていたかわからないが、翌日バスケットLIVEで確認した限り僕の声はまったく聞こえなかった。相手は4,000人近いのだから当たり前と言えばそのとおりなのだが・・・
2:35 【VELCA】 ボンズ左ウィング3pで初得点 1-3
4:51 【VELCA】 ブラントリーのアタック &1は落ちる 6-9
結論からいうとこの試合はフリースロー(以下FT)の差。日立に集ったロボッツブースターの「音圧」が勝利を引き寄せたと言える。
ヴェルカのFTではビジョンにブースターの音圧インジケーターが表示されて、その数値が「MAX」になるまでボリュームを上げていく。
●【2Q】 茨城ロボッツ 46(31-29)45 VELCA
1:56 【VELCA】 ファストブレイク ブラントリーがフェイク&ショットを決めて&1 19-21
5:06 【VELCA】 ブラントリーのキックアウトからボンズが右コーナー3p OFFICIAL TIME OUT 24-29
7:33 【VELCA】 コースを見つけた馬場のBABA BOOM ロボッツがTIME OUT! 32-39
8:12 【VELCA】 馬場がスティールからイージーバスケット 35-43
これで8点差。ここまでは「ヴェルカの日」だったのだが・・・
8:46 【ロボッツ】 スティールからタプスコットが決め、FT×のリバウンドをタップされて4点プレイ 39-45
終わってみればロボッツが1点リードで後半へ
●【3Q】 茨城ロボッツ 68(22-21)66 VELCA
1:27 【VELCA】 パーキンズトップ3p 51-50
2:35 【VELCA】 パーキンズキックアウトからブラントリートップ3p 51-53
「来た!ヴェルカの流れ」と想うとロボッツはファストブレイク、スティールとサイコーのエナジーを見せる
来場者数は4,113人と発表された。Game1の3,944人を超えてアリーナ新記録。試合結果と共に祝意を述べたい。
●【4Q】 茨城ロボッツ 92(24-22)88 VELCA
ヴェルカはショットが落ちターンオーバーが出て最大13点差がつく
ただ、これで終わらないのがヴェルカ
4:37 【VELCA】 ボンズのスティールから馬場ドライブ ロボッツTIME OUT! 81-72
クリス・ホルムHCは流れを渡さぬよう早めのTIME OUT!をとってくる。
それも1つの考え方だ。
コートに立つ選手たちが自ら相手を見て、苦境を乗り切れるチームになる。ヴェルカはその成長の途上にあると僕は想う。
近い遠いは別として将来は、常に優勝を掲げるチームになって欲しい。
5:10 【VELCA】 連続ターンオーバーからボンズが決める OFFICIAL TIME OUT 81-76
5:47 【VELCA】 ボンズがアタックするがミドルが決まらない ヴェルカに勇気をチャージする応援の力が足りていない
今季初勝利に賭けるロボッツ選手とブースターが、気持ちいいほどの一体感を作っている
6:56 【ロボッツ】 ヴェルカチームファウル5を超過 山口FT○○ 83-76
9:05 【VELCA】 パーキンズFT○○ ロボッツ最後のTIME OUT! 85-81
9:27 【VELCA】 狩俣オープンになっていた右ウィングでセット&3pショット 85-84
9:32 【ロボッツ】 タプスコットが気迫のこもったアタック&1 ここが勝負を分けた 88-84
ヴェルカはファウルゲームに持ち込むが4点差はそのまま
■試合結果
茨城ロボッツ 88-92 長崎ヴェルカ
「悔しい」という言葉以外見つからない。
敗戦の感想には「悔しい」と「情けない」の2段階があり、これはV・ファーレンにも当てはまる。
選手がベストプレーを出したのに結果が伴わなかった日に僕らは「悔しい」と感じる。未だかつてヴェルカの応援に来て「情けない」と想ったことはない。
ヴェルカの選手たちはこの敗戦を糧にして、さらに強くなっていくと信じることができる。また次の試合が楽しみだ。
6節を終えてヴェルカは8勝3敗(+52)で西地区4位
(ワイルドカード2位)
終盤が接戦の試合は長引く。
余裕を持って予約していた「ひたち24号」の発車まであと35分。
ロボッツのセレモニーが始まっていたが失礼して会場を後にする。
マップアプリで日立駅を参照して歩き出した。
敗戦後に駅を目指して見知らぬ土地の暗い夜道を往くのはモンテディオ山形戦以来。なんと心細いことだろう。
歩けどもあるけども縮まらない駅との距離。時折走っては歩く。
発車時刻の10分前になって諦め「えきねっと」アプリで1便遅い勝田発の「ときわ80号」に変更する。幸い座席にはゆとりがあった。
こんな便利さを、今の若い人は「神アプリ」というだろうか。
お昼に目星を付けておいた菓子を買いに「ぷらっとひたち」に立ち寄ると「しあわせ通信」の1個・3個入りが入荷していた。店員さんが業者に連絡して入れてくれたのかもしれない。そう想ったが、それをあえて聞きはしなかった。
翌朝起きると腹筋に痛みがあった。いや横隔膜か
(横隔膜は胸郭の下部にある薄い筋肉)
声を出して腹が痛くなるのは初めてだ
その痛みに少しだけ笑った
最近はめっきり高い声が出なくなったが、今ならば「ボヘミアンラプソディ」のロジャー・テイラーの絶叫が出るかもしれない
文中の専門用語については→ど素人!バスケットボール観戦用語をご覧ください!
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