完全アウェイの地、日立市池の川さくらアリーナ 選手は反応しないかも知れません。冷たく見えるかも知れませんが勘弁してください
Jリーグの水戸ホーリーホック、B.LEAGUEの茨城ロボッツという「行き先」ができたお陰でここ数年、常磐線特急「ときわ」「ひたち」に乗る機会が増えている。
今ではすっかり頭上に点灯するランプの意味や、軟券の特急券なしで乗る「チケットレスサービス」にも慣れてきた。
三連休の最終日、ときわ9号は割かし空いている。
えきねっと利用以来初めて事前申込み(乗車日一ヶ月+1週前)でチケットがとれなかったのは混んでいるからではなく、割引切符「トクだ値」の枠がなくなった様子。
日立駅の到着予定時間が近づいてきた時のことだ。
「次はひたちたがに停まります」と言われて僕は慌てた。
日立で降りる僕は、次の停車駅はひたちだと想っていたからだ。
すぐにスマホでしらべると「ひたちたが=常陸多賀」は日立の1つ手前の駅だった。いやぁ実に紛らわしい\^^)オイオイ
きっと、これまでにも同じ思いをした人が日本には100人くらい居るに違いない。
松浦から佐世保にでる人も北佐世保と中佐世保で慌てるのだろうか。
ロボッツがヴェルカ戦を池の川さくらアリーナにしてくれた(今シーズンこのセット2試合だけ)お陰で初めて降り立つ日立駅。
駅の雰囲気はモンテディオ山形戦で訪れた天童駅に似ている。
せっかく訪れた土地なので、最初にすることは言うまでもなく名物の確保。
「日立駅で買える日立市ならではのお菓子」を尋ねると、BardとGoogle、会社は同じだけど言っていることは千差万別で、それらの意見を総合して「大みか饅頭」と「しあわせ通信」の二品に目を付けてきた。
餡が入った「大みか饅頭」と聞くとどうしてもあのモデルさんを想い浮かべてしまう。きっと、同じことを想った人が日本には10人くらい居るに違いない。
「しあわせ通信」というと、どうしても太田裕美を想い出してしまう(しあわせ未満+夏風通信^^;)
きっと、同じことを考えた人が日本には5人くらい居るだろう。
ただし、太田裕美のファンが製造者「菓匠たけだ」の所在地である日立市田尻町を聖地と崇めているといった情報はネット上には見つからなかった。
Bardに「日立市のしあわせ通信と太田裕美さんは関係ありますか」と尋ねた答えは、いかにもBardらしいぶっとんだ答えだった。「知りません」という言葉が辞書になく、何でもいいからそれらしく言うように仕組まれているらしい。
改札を出てすぐのNewDaysには「大みか饅頭」があった。
「しあわせ通信は置いてないですか?」と店員さんに尋ねると要領を得ない。他にお土産が買える所は?と尋ね「その先のぷらっとひたち」を教えてもらう。
「ぷらっとひたち」には二品とも置いてあった。
「しあわせ通信」は7個入り箱のみ。
「いつもは1個と3個入りもあるんですけどね」という店員さんに、この後バスケの試合を観て5時過ぎに来るんですけど今日はもう入りませんか?と尋ねたところ、今日の入荷はもう終わったとのことだった。
「大みか饅頭」(運平堂本店)は北海道十勝小豆のこし餡を生地で包んだもの。名物度合いでいくと水戸の「水戸の梅」長野の「玉だれ杏」に近い。
日持ちは常温1週間。これならば東京から佐世保に送ることができる。
「しあわせ通信」は日立市の名物「茂宮カボチャ」でつくったパイ菓子。日持ちは一ヶ月。
中央口を出てすぐ、茨城交通3・4系統乗り場から「平和台霊園前」行きに乗車。
PASMOは使えないので発車前に車内で両替を済ませ、240円と整理券を握って8分。中成沢一丁目で下車。次の便は2時間後なので、これを逃すとティップオフに間に合わない。
バスに並んでいた人が皆ここで降りるかと想ったら、降りたのは僕だけで驚いた。アウェイの皆さんはどうやって来るのだろう、不思議だ。
池の川さくらアリーナの前は大勢のロボッツ・ブースターで賑わっていた。この賑わいは町田GIONスタジアムに似ている。
これだけの人がいて、視界に入るヴェルカユニは片手で余るほど。圧倒的アウェイ感に思わず笑ってしまった。
入場したフロアは2階席後方。
外周(ランニングコース)はぐるりと立ち見客が囲んでおり、試合が始まってからはまさに立錐の余地無しとなった。
今回、陣取ったのは長崎ヴェルカのベンチ裏なのだがヴェルカブースターはほんのわずか。
後にバスケットLIVEで確認したところ、その区画もほぼロボッツ一色だった。
コートエンドにはヴェルカ地帯ができているが、その中に旧知の顔はない。
誰か1人でもいれば、応援について相談しようと想うがそれもできず今回「応援ミーティング」は無し。
「日本生命 B2 PLAYOFFS 2022-23」以来、ホーム/アウェイにかかわらずヴェルカーズの応援に一体感が生まれている。
【2節】アウェイ富山戦でも、SNSでヴェルカーズの一体感が話題に上っていた。
練習などしなくても、試合が始まれば自然発生的に「Go Go VELCA」「ディーフェンス」コール&クラップが巻き起こるだろう。
龍角散のど飴を嘗めては秒で噛みながら、この時はそんな風に楽観していた。
人気者 馬場雄大に子ども達から声がかかる。ベンチ裏で立ち止まり馬場選手に声を掛けたそうにしているバスケット少年のお父さんに僕は話す。
「ブースターには選手に声かけしないよう告知されているので、選手も反応しないかも知れません。冷たく見えるかも知れませんが勘弁してくださいね」
お父さんはにっこり笑ってこう言った。
「スゴイですね、アウェイなのにヴェルカのブースターこんなに来てて」
いや、今日は少ないと想います。と言いそうになり慌てて言葉を飲み込んだ。
(つづく)
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