選手に笑顔がないカンターレ からの統率の取れた懇親会
2023年11月12日(日)
J2リーグ【最終節 42節】
ジェフユナイテッド市原・千葉 1-3 V・ファーレン長崎
フクダ電子アリーナ
NDソフトスタジアム山形はフクアリより長めのadditional time
試合は終わったが、会心の勝利を喜べない奇妙な数分間
朗報を待った僕らに、インターネットを通じて山形勝利の速報がもたらされた
ベンチ前で状況を確認する選手たち(動画①)
→①②③の動画はV・ファーレン長崎動画もくじ からご覧ください
もういいんだよ、さぁ一緒に今日の勝利を喜ぼうと待つゴール裏
やってくる選手たち
コールリーダーが声をかける間も、まだなにかを気にしている選手たち(動画②)
そしてサポーターが歌うカンターレ
選手たちはある者は腰に手を置き、ある者は手拍子をとり、静かにそれに聞き入る(動画③)
誰も喜んでいない奇妙なカンターレ
去年の最終節大宮戦(Nack5)は引き分けだったが、僕らも選手たちにも笑顔があった。
だが、今年は劇的な逆転勝利にも笑顔がない。
それだけこの1年で、チームは高みに近づいたのだ。
2年つづけて関東アウェイ戦でシーズン終了を見届けることができて幸せだ。
来季に向けたワクワクメーターの針は、去年以上に振れてレッドゾーンに入っている。1年後はメーターの針を振り切って終わりたい。
フクアリで隣り合わせたサポーターと、秋葉原で行われる懇親会場に向かう途中、山形甲府戦の詳細を確認する。
最初の得点は互いにPKで先制はクリスティアーノ、同点は宮城天。まさかの"長崎組"ゴール合戦だった。
「2点めがなぁ・・」の言葉は飲み込んだ。それは誰か1人が言ってくれればそれでいい。
そういえば、1時間遅れでヴェルカが試合していたことを想い出して、バスケットLIVEをつけると4Q OFFICIAL TIME OUTで6点差。なんと勝っている。しかも際どく。
残り20秒で電車が馬喰町に着いたので、つづきはホームの椅子に座って観戦。
大の大人が肩寄せ合い、遠く仙台で行われている試合に固唾を呑んでいる。
なんとも奇妙で愉快な光景だろう。
昨日あれだけ一方的にやられたというのに、一夜でやり返すとは・・・
恐るべしヴェルカ、恐るべきバスケットボール
きっと、多くのVVファミリー(V・ファーレン&ヴェルカ)の間でも、同様の会話が交わされていることだろう。
渋谷、三河、そして仙台。Game1で敗れてもセット連敗しないヴェルカのこの勝利は、VVファミリーを大きく勇気づけてくれた。
5年連続でゼイワン復帰が成らなかった落胆は既になく、ロスもなく、明日の活力をヴェルカが作る。
サッカー負けてもバスケで勝ち、バスケで負けてもサッカーで勝つ
サッカー・シーズンが終わってもバスケがあり、バスケが終わってもサッカーがある(Jリーグの時期移動はやめてほしい)
こんな素敵なルーチンをつくった高田旭人さんにどうやって感謝を伝えればいいのだろう(ジャパネットでしっかり買うしかない)
旭人さんには「長崎のVVファミリーに胴上げされるツアー」で各県を回ってもらいたいくらいだ。
17:30 秋葉原の貸し会場
志波さんの主宰でV・ファーレン長崎「懇親会(V・ファーレン長崎後援会協賛)」が行われた。
定員60人を超える参加者
やるな!春奈の「HARMONIA」が出店して提供されたフード&ドリンク
長崎のチームを応援するという1テーマで仲間が集うと、これほどまでに一体感が生まれるのかと驚いた。
お開きになった後も、全員が残って会場を原状復帰した統率の取れた行動に思わず「日本代表かっ」とツッコミたくなったが言わなかった。
勝ったけれど選手は喜ばない
でも僕らには魂の戦いで勝利した選手たちに充足感がある
奇妙な1日が終わった
千葉決戦の翌朝、東京はとてもよく晴れていて洗濯日和。
マーキングが傷まぬよう、この19年間ユニフォームは手洗いと決めている。
人生において、最後の選択は滅多にないが
サッカーを応援していると毎年、最後の洗濯がある
いつもこの瞬間はもの哀しい
だが人はとても暫定的な生き物であり、その感情もすぐに忘れてしまい、こうして言葉だけが残る。
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