生成AIのある時代に生きる しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【1】
しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【1】
【1】生成AIの普及
Microsoft陣営のChatGPT日本版リリースを機にGoogleも対抗して、一般ユーザーが「しらべる」こと、企業活動における成果物*1 作成に、一気に生成AI*2 が普及した。
*1 成果物
納品・提出を前提として、検討結果をまとめた文書
IT技術者用語で、業務を受託した技術者が作るものをこう呼ぶ。
PMBOKでは「要素成果物」と「成果物」という言葉が使われる。
成果物と呼ぶものの例として、プロジェクト活動報告・プログラム仕様書・見積書・納品書・プレゼン発表資料などがある。
議事録・ユーザーから受け取った要求定義書は成果物と呼ばない。
「お金に換える・換わる文書」と考えるとよい。
*2 生成AI
Generative AI
会話形式でAIが要望に応じてくれる仕組み
文章、画像、音声、プログラムなどを生成できる人工知能(AI)
去年の5大ニュースは何を書いたかな?
そう想って「しらべるが選ぶ5大ニュース」でGoogle検索したところ、Googleの生成AIが内容を説明してくれた。
元々Googleで上位表示されているコンテンツについて、生成AIも読み込んでいるということなのだろう。
しらべるの全記事を生成AIが学習したというわけではないと想う。
【生成AI 登場の歴史】
2022年11月
OpenAI(Microsoftが出資)がChatGPT公開
2023年2月6日
Googleが会話型AIチャットサービス「Google Bard」を発表
2023年2月7日
マイクロソフトがChatGPTを搭載した「Bing」(ブラウザー)を発表
2023年3月2日
ChatGPTのAPIが日本で(日本語で)提供開始。ChatGPTブームが起きる
2023年3月14日
Googleが巨大言語モデル「PaLM」をGoogle Cloudに追加すると発表
2023年4月14日
AmazonがAWSのAPIで「Amazon Bedrock」を提供すると発表
2023年4月17日
イーロン・マスクが「トゥルースGPT」の開発を発表
2023年4月19日
Google「Bard」の利用が日本でも(英語で)始まる
2023年は一気に各社の旗色が明らかになった。
生成AI登場の激変期に、企業に属して情報セキュリティの仕事をしていたかったと想う。
相談もなく、勝手に使い始めるユーザーがいて、日々いろいろな課題が生じるだろう。
そこに「待った」をかければ
「あいつらは世の中の進歩に逆行している」
「ただで便利なものを使って何が悪い」
「経費が厳しいんだ。仕事の邪魔をするな」
そう考えたら、やっぱり、企業に属していなくてよかったと想う。
この時代では生成AIに懸念を表明することは大変だと想う。
嫌われ者を買って出ても報われない仕事が、そこにある。
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