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2023年12月13日 (水)

これまで日本株投資をしてきた人にとっての新NISA

あと2週間ほどで、新NISAが始まる。
これまでNISA(以下旧NISA)も使いながら日本株投資をしてきた人にとって「新NISA時代」とどう対峙するか。
「新NISA時代」から日本株投資デビューするという方も視野に入れてしらべてみた。


■まず、始めに「NISAの歴史」

2014年1月
NISA開始 当初非課税枠は100万円だった

2015年
年ごとに金融機関を換えることができるようになった

2016年
非課税枠100万円→120万円に拡大

2023年
NISA終了
*旧NISA制度の終了であり、利用済みNISA枠について(非課税の)恩恵が終了するわけではない

2024年
新NISA制度開始


■旧NISA⇔新NISAの違い
*つみたて投資枠は含まず

  旧NISA 新NISA
年間投資枠 120万円 240万円
生涯投資枠 600万円 1200万円
非課税期間 5年 無期限
枠の再利用 できない できる※1


■旧NISAを使っている人にとっての新NISA
2023年までにNISA口座を持っている場合、自動的にその証券会社で新NISA口座が作られる(従って手続き不要)

旧NISAで使った投資額は新NISAの「生涯1,800万円」には含まれない。2024年分より起算して生涯1800万円のNISA枠が使える。

株・投資信託(成長投資枠)だけで生涯1,800万円を使うことはできない(1,200万円まで)
「つみたて投資枠」だけで生涯1,800万円の枠を使うことはできる。

日本株投資の枠は「成長投資枠」
1年につき240万円(生涯1200万円)までの新規投資について売却益が非課税となる。

そして、新NISA最大の長所が「枠の再利用」※1
旧NISAでは、NISA枠で買った株を売っても、その枠は再利用できなかった。
新NISAでは、新NISA株で買った株を売ると、その枠が再利用できる。

非課税保有限度額(年240万円)は買付残高=株の購入金額(手数料含まず)で管理される。
NISA口座内の商品(株・投資信託)を売却した場合、買付残高(簿価)分を再利用できる。


■新旧共通 NISA口座の解説
・売却益だけでなく、配当も非課税
通常は売却益と配当に対して20.315%課税される。NISA口座で投資した場合、これが非課税になる。

(年2回程度の)配当が非課税なので、NISAは高配当株を長期保有することに向く。
このことから「新NISA組」からは「高配当」株が買われるだろうと予想されている。


新NISA枠での株取引手数料が無料の証券会社を探したところ、SBI証券、松井証券、楽天証券が見つかった。

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