« アルバルク東京と長崎ヴェルカ いよいよ意義深い対戦が実現する | トップページ | いつもと変わらない、そして慌てない、頼れる選手たちを推せた幸せな立飛の夜 »

2023年12月15日 (金)

【1Q】からピタリと揃う「GoGoヴェルカ」コールは、バスケットLIVEでは聞こえていなかった


立飛という地名はバスケットボールを見るようになってから、何度か目にしていたが、僕の脳内には津軽海峡で絶唱する石川さゆりの映像が浮かんでいた。
そちらは「竜飛(たっぴ)」であり、こちらは「たちひ」である。

立川駅に降り立った時、日没が早い東京は既に夜のとばりが降りていて、気温は12度。
立川駅周辺でコレクター魂を揺さぶられるような場所はないかと「Google先生」に尋ねていたが見つからず、たまたまみつけたLABIヤマダデンキのおもちゃ売り場で「最近の食玩はこうなっているのか~」と感心したものの、すぐにやることがなくなり、モノレールで立飛に向かうことにする。

「開場は2時間前ですよ」
この日応援にくる友達に自信をもって伝えていたが、一般開場は17:45(1時間45分前)だった。
場内MCが「今日はアルバルクが白を着ます」と言っているということは、関東アウェイ組の僕は初めて1stユニフォームのヴェルカを見られることになる。
ユニフォームが白かネイビーか、試合中は気にしている場合ではないが、やはりネイビーで躍動する選手たちはかっこ良かった。いつも以上に。
ちなみに最近ユニフォームを買った友達のユニフォームは背面に「AEON」のスポンサーロゴが入っている。これはシーズン当初に買ったユニフォームはなかったものだ。


場内に入って気づいたのは、スタッフ数の多さ。
立川立飛アリーナはさほど大きくない会場だが、社員、アルバイト、ボランティアと思しき方々がしっかりと配置されて、その連携も速く的確。こういうところにクラブの歴史を感じる。


18時を回る頃には、この日参戦すると聞いていた仲間が少しずつ集まってくる。
先日の千葉 - V・ファーレン長崎戦と志波さんが主催した懇親会でご一緒した方を中心に6人。
いつも通り、ティップオフ30分前を目安に集合を呼びかけておく。
ロボッツ戦では、既知の仲間が誰も居なくて練習ができなかった。
こうして、とっかかりとなる仲間がいると、行動に移しやすくてよかった。
場内の演出等にかぶらない時間となったので、周囲の方にも声をかけると10人ほどの方が集まってくださった。

ハドルをほどいた後、ある方が「勝ちましょう」と言った。
僕は少し歯切れ悪く「か、かちましょう」と応じる。
なぜならば、今シーズンの関東アウェイ戦、僕が観戦した試合は2戦2敗なのである。その気分は2Q終わりに同点に追いつかれたあたりまでは、心の端っこにひきずっていた。


2023年12月13日(水)19:30
天皇杯3次ラウンド
アルバルク東京 - 長崎ヴェルカ
立川立飛(たちかわたちひ)アリーナ

ヴェルカが1stユニフォームを着たこと以外、コートも場内演出もアルバルク仕様で行われた。
会場内にはここをホームコートにしている立川ダイス(B.LEAGUE|B3)の宣伝ポスターも貼られていた。
ヴェルカのベンチ裏にはアルバルク在籍当時の馬場雄大の横断幕が貼られている。


どのスポーツにもあるのだろうが、バスケットボールでは「選手追っかけ」の方とよく出会う。
初めての関東アウェイ戦 さいたまブロンコス(深谷ビッグタートル)戦ではとなりに黄色いユニフォームの方がいて、尋ねてみるとジェフ・ギブスのファン。
越谷アルファーズ戦では野口大介を追いかけて長崎にも遠征しているというレバンガ北海道ブースターさん。
今日は荒谷裕秀推しで、今はヴェルカも応援しているというブレックス・ブースターの方々。
そういう意味ではエドさんをひと目見ようと香川の関東アウェイ戦にボランティアに行く僕も、その仲間に入れているだろうか。
(なんとか、エドさんが現役を続けられることを願う・祈る!)


○【1Q】 A東京 23-26 VELCA
スターティング5:松本健児リオン、狩俣昌也、マット・ボンズ、ジャレル・ブラントリー(JB)、馬場雄大

いつも、割と前方に座っている人のメガホンやペンライトを目印にしているが、今回はコートエンド前方に陣取る自分がその役割を担うことにした。
両どなりの方には「ちょっとうるさくなりますが・・」とお声をかけると、快く応じてくださった。
いつもぼっち参戦なので周りは常に一期一会。この瞬間はとても緊張するし、周囲がいい人だと、より試合に集中できる。
幸い、コートエンド一体はほぼヴェルカーズで固められていて、その点では気楽だ。
うまくいくだろうか・・
ティップオフのタイムカウントが減るにつれて緊張してきた。

ティップオフはJBが跳び、ポゼッションはヴェルカ
JBがジャンプボールを取るのは珍しいので、危うく「ディーフェンス」と言いそうになった。

■リーグ戦 ティップオフ JBのポゼッション獲得
16試合で4回 25%

0:23 【VELCA】 1stポゼッションでJBの3p長崎先制! 0-3

それにしても、2コールめからピタリとコールが揃っている
コートエンドの皆さんスゴイな
時々、僕が遅れると催促するかのように周囲から1コールめが立ち上がってくる。負けられない試合は何処にだってあるが、一丸となって戦う姿勢がここにある。あとは目の前の1分に集中するだけ。

しばらくして周りのコールとの違いに気づく。
僕は「ゴーゴーヴェルカ」と体言止めしていたが、周囲は「ゴーゴーヴェルカ~」とヴェルが短くうしろを伸ばしている。その方がスピード感があってよいので僕の方が修整した。

2:50 【VELCA】 狩俣昌也右ウィングからセット&3p 4-6
4:38 【VELCA】 ターンオーバーから高比良寬治のファストブレイクドライブ 12-8
6:49 【VELCA】 トップから荒谷裕秀のディープ・スリー 14-13
8:39 【VELCA】 トップからパーキンズがキャッチ&3p 18-17
9:38 【VELCA】 荒谷裕秀3/3の3ポイント 23-26

ヴェルカはオフェンスリバウンドは人をかけず、ディフェンス・リバウンドには人をかけて試合を進めている。

自分たちの応援コールは自分たちには聞こえているが、翌日バスケットLIVEで確認すると、僕らの声はまったく聞こえなかった。

文中の専門用語については→ど素人!バスケットボール観戦用語をご覧ください!

| |

« アルバルク東京と長崎ヴェルカ いよいよ意義深い対戦が実現する | トップページ | いつもと変わらない、そして慌てない、頼れる選手たちを推せた幸せな立飛の夜 »

長崎ヴェルカ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« アルバルク東京と長崎ヴェルカ いよいよ意義深い対戦が実現する | トップページ | いつもと変わらない、そして慌てない、頼れる選手たちを推せた幸せな立飛の夜 »