長崎ヴェルカ 昇格を目標にしなくてよい日々の幸せ しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【2】
しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース
【2】長崎ヴェルカB1昇格
昇格というのは居心地がよいものだと想う。
少なくともスポーツの世界においては。
サラリーマン時代も昇格は嬉しかった。
給料がそれほど上がらなくても、肩書きがつくことは嬉しかった。
「承認欲求」が満たされるからだろう。
ただ、必ずしも昇格と承認がマッチしていないこともある。
組織によっては、そちらの方が多いということもあるだろう。
いい大学を出ている
ルックスがいい
押し出しが強い
そんなことで昇格を勝ち取るけれど、周りは承認していない。
昇格して権限のある地位にあるけれど、気配りができなかったり、創造的な思考力が欠けていて「あいつは仕事ができない」と陰で言われる。
それは、現代を生きる人々にとって誰にでもあるストーリーだろう。
一方、スポーツの世界では昇格と承認は連動している。
承認が「勝ち点」「勝分敗」といった明文化された基準で数値化されているからだ。
「あのチームはB1に昇格したけれど、何処より弱い」
といったことは起こらない。
「あのチームはJ1にいるけれど、あまり尊敬されていない」
ということはあるかも知れないが・・
アルティーリ千葉と長崎ヴェルカは同じ2021-22シーズンからB.LEAGUE|B3に参入した盟友である。
B3からB2に上がる時、苦労したのはアルティーリのほうだった。
ヴェルカはリーグ戦45勝3敗という史上最高勝率で優勝し自動昇格を勝ち取った。
一方、2位のアルティーリは、コロナ特別ルールで前年の昇格有資格チーム(トライフープ岡山)とのプレーオフに回り、B2に勝ち上がった。
B2シーズンはアルティーリが圧倒的な強さを見せて、東地区優勝、プレーオフ出場順位1位となった。
一方のヴェルカ、序盤にパブロ・アギラールの長期欠場があり、西地区2位。プレーオフ出場順位4位。
Semi Final ではアルティーリとヴェルカが対戦。
「しのぎを削ってきた両チーム、残酷なことに、どちらか一方しか昇格できません」
場内MCの言葉を両チームのブースターは重苦しく聞いた。
あの時、激戦を制したから、ヴェルカは今ここにいる。
「今日は勝てそうだな」という試合は1つもない。
去年、一昨年までの「負けたら驚く」ということもない。
厳しい対戦相手と戦うほどに、スタッフと選手が成長していくのが目に見える。
それこそが、幸せなのだと想う。
この幸せは、もう「昇格を目標に掲げなくてよい」チームのもの。
アルティーリのことは今でもそして永遠のライバルだと想っている。
そして、アルティーリは今も強い。
去年までも強かったが、さらに異次元の強さで、東地区2位以下に大差をつけている。
B.LEAGUE PREMIER移行を待つことなく、2024-25シーズンからB1で再会し戦うことになるだろう。
気が早いが、2024-25シーズンの再戦(異なる地区なので、どちらかのホームで2試合のみ)は千葉ポートアリーナでやって欲しい。
そして、Semi Final でお世話になったサトウさんと再会したい。
文中の専門用語については→ど素人!バスケットボール観戦用語をご覧ください!
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