ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題-後編-
萌え出でる緑にビビッときて購入した「エクスペディションドライドットジップハイ(以下ジップ)」
実際に届いたカラーは「水色」と言えるものだったが、これはこれで気に入った。
こういうのを人は「自分ではなかなか選ばない色」と言う。まさにそれだ。
ジップのMサイズは通常Sサイズの体にもフィットした。
着心地はゆったりしているが、着丈・袖丈ともにさほど長くない。これならばアウターの下にギリギリはみ出さない。
そして、驚いたのは「薄くて軽いのに暖かい」ことだ。
極寒の日のバスケ観戦。部屋着として肌寒さを感じない。
トレーナーのように固い着心地がないし、水分を吸って重くなることがない。
もっと、早くに出会いたかった。
「冬はトレーナー一択」という子供の頃からの固定観念はなんだったのだろう。
■固定観念
(fixed idea)絶えず意識を支配し、それによって主として行動が決定されるような観念。(広辞苑第七版より)
固定観念を覆すお気に入りに出会った僕は、すぐに「他にもそんな出逢いがあるのではないか?」と考え、ある外国メーカーのミドルレイヤーをネット購入したのだが、これが大失敗だった。
希望通りのSサイズが買えたのに、届いた品はXLかと想うほど大きかったのだ。
サイトの返品受付フォームには、プルダウンリストの中に「サイズが異なる」があった。返送料は勉強代になったが返品できたのは幸いだった。
ジップ(TT)を買ってから1ヶ月。
やはり、実績のある品で色違いを買おうと思い立ち、カラーを探す。
THE NORTH FACE(Goldwin)のサイトに出ている現行品にはビビッとくるものがない。
探索を他の通販サイトに広げると「黄色」と思しきカラーにビビッときた。
カラー:ミネラルゴールド(ME)
「これは、即ゲットだ」
萌え出でる緑を見つけた時と同様、すぐに在庫を探す。
あいにく通販サイトでは見つからなかった(正確にいうと、手に入る確証があるサイトがなかった)が、フリマサイトに出品を見つけた。
ただ、ここで直面したのが「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる問題」
通販サイトとフリマサイトに載っているカラーは、とても同じ色とは思えなかった。フリマサイトの写真はゴールドというよりは、暗い黄土色に見えた。
憶測だが、このカラーをネットで買った方には「ネットとカラーが違う」と想った方が多かったのではないか。
Goldwinの通販サイトには、以下の但し書きがある。
(引用ここから)
※商品の品質不良、ご注文商品と異なる商品(購入した商品の仕様、配色が画像と著しく違う場合など)が届いた場合などは返送手数料は当社で負担します。
(引用ここまで)
「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる」と消費者が感じた場合"返送手数料は当社で負担"するというのは、大変良心的だ。
恐らくミネラルゴールド(ME)に関しては、フリマサイトに掲載されているカラーが「肉眼で見るカラー」に近いのだろう。
ミネラルゴールド(ME)を見送った僕に、ある仮説が浮かんでいた。
ネットに載っているカラーは今イチでも、実際に届いて見たらビビッとくるということがあるのではないか。
オーバーングレーズ(AU)
そこで、THE NORTH FACEのサイトに載っている現行品から「ジップオーバーングレーズ(AU)」に目を付けた。
本来念頭にあった薄いオレンジの「レトロオレンジ(RO)」は既に「在庫なし」
一方のAUはネット上では"オレンジがかった赤"だが、これの実物が薄い色だったら・・
ジップトランスアンタークティックブルー(TT)が想っていたよりかなり薄い色だったので、その仮説に乗ることにした。
こちらはいつも買っているSサイズが買えた。
結論からいうと
「ネットの写真と実物のカラーはほぼ同じ問題」
"実物は薄い色"を期待していたが、実際には"実物はやや濃い"赤に近いカラーだった。
サイズについてはSでも可動域など支障はないのだが、Mを先に着ていたせいか、そのゆったり感の方に惹かれた。
「エクスペディションドライドットジップハイ」はカラーを変えて継続している定番品。
新シーズンにどんなカラーが出るか楽しみだ。
ジップで3着めを買う時は在庫があるうちに、店頭でカラーとサイズを確かめて買おうと想う。
おわり
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