ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題
ネットの販売サイトに載っている写真と、実物の色があまりに違いすぎる問題に直面している。
それはこの冬、最強のミドルレイヤーをみつけたことに始まる。
冬場の部屋着と言えば「トレーナー」だと想っていた。
それは子どもの頃からで、そこを疑ったことはなかった。
ところが、今年になって、トレーナーというのは「楽しく着られる寿命」が短い服だと気づいた。
基本的にトレーナーは丸首で、さほど口径も大きくない。
そのため早ければ2シーズンめから首元がよれてくるのだ。
お気に入りトレーナーは着ることが楽しい。
そのローテーションが回ってくると嬉しい。
だが、首元がよれてくると着る時に「あぁ・・もうよれてきたのか」と想う。
少しずつ心に落胆の雪が積もり、やがて楽しくなくなる。
3シーズン前に買ったお気に入りトレーナーの首元がよれている。
去年も薄々気づいていて、できるだけ考えないようにしていたが、今年になってそれは自分の目をごまかせないレベルになった。
そこで、僕は考えた。
丸首の服を買う限り、また同じことになる。
丸首以外で普段着に使えるものは、ないだろうか・・
人は興味のアンテナが立つと、その情報に敏感になる。
初めて子どもができた夫婦は、外に出ると「町はこんなに妊婦で溢れていたのか」と思う。
「一生に1度は富士山に上りたいな」と想った途端、登山用品の記事や登山番組が目に飛び込んでくる。
脱トレーナーを考えた日、THE NORTH FACEのサイトで素敵なウエアを見つけた。
ページトップに掲載された写真で、登山中のモデルが着ているレイヤーは、新緑が萌え出でる季節を想起するような鮮やかな緑。
日の光を受けて、鮮やかに輝いている。
首元はハーフジップなので、脱ぎ着しているうちによれることもない。
それが「エクスペディションドライドットジップハイ」だった。
■エクスペディションドライドットジップハイ
メーカー:THE NORTH FACE
品番:NT12122
価格:14,300円
メーカーの説明
「行動時間や運動量が多い遠征や、気温や天候変化が激しい高所での着用を想定したテクニカルベースレイヤー」
「これは、即ゲットだ」
ビビッときた僕はそのまま GOLDWIN WEB STORE に進み在庫を探す。
ところが、在庫どころか、そのカラーそのものが載っていない。
「載せているカラーが売っているカラーと違う問題」である。
旧シーズン製品なのか?
amazonやヨドバシを探してみるが、これにぴったりのカラーは見つからない。
強いて言えば「トランスアンタークティックブルー(以下、TT)」が近い。
カラー:ジップトランスアンタークティックブルー(TT)
「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる問題」
ということもあるのではないか。
届いてみれば、望んでいる鮮やかな緑ということもあるかも知れない。
旧シーズンモデルはどこも品薄。希望しているSサイズは「品切れ」で「残りわずか」のMサイズを購入した。
そうして届いたTT。期待をいい方に裏切ってはくれなかった。
ネットで見た商品の色よりもやや薄い。
ビビッときた新緑の緑とはほど遠い。
そして、ここに載せている写真と肉眼見る色も違う。
写真では「ミントグリーン」に見えているかも知れないが、実際の色は「水色」「aquamarine」に近い。
インターネットでモノを買う時の「カラーが違う問題」は複雑だ。
-後編へつづく-
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