人が集うことが難しくなっている。今年も開けなかったタワマンの「角田会」
タワマンに愛された男は長瀬財地(正直不動産)だが、タワマンに憧れる方は意外と少なくないようだ。
先日、地方に住む親戚から「住むのは無理としても、1度はタワマンに入ってみたい」という話しを聞いた。
確かにタワマンはいい。
とにかく景色がいい。ベランダからベイブリッジが見えるというだけで、気分が上がる。
大抵のタワマンは、一階の共用部分に広いロビーや、くつろげる空間が広がっている。
受付があってコンシェルジェが座っている。
最近は、在宅勤務需要に合わせて、カフェスペースやワーキングスペースを備えているところもある。
住人によると「夏場は冷房代節約のため、そこで仕事をしている」のだという。
実に羨ましい。
「人生には喫茶店が必要だ」 No Cafe No Life.
というのが僕の座右の銘だ。
いつもの書斎を出てパソコンを持って喫茶店へ行くと、いつもとは違うアイデアが天から降りてくる。
日頃は思い浮かんでも、わざわざ書き留めていなかったアイデアも思い出す。それらをパソコンに書き出すことができる。
でも、僕はタワマンに住んでいない。
そんな僕が年に1度、タワマンにお邪魔できる機会が「角田会」だ。
格調が高い人が集うからカクタカイではなく、角田さんのタワマンに集まるから角田会。
角田さんが住む武蔵小杉のタワマンは、かつてシン・ゴジラが神奈川に上陸して自衛隊との攻防を制して多摩川を越え東京に進撃した方角を向いて立っている。
映画館でみた時は「角田さんの家が壊される~」と大いに笑った(゚゜)\バキ☆
その年末の「角田会」では集まった皆で「シン・ゴジラ」を鑑賞した。
「お、このマンション壊れてない」
「ゴジラ、気を遣ったのか」
と大いに盛り上がった。
「角田会」は年に1度、年末に招集されてきた。
集まるのは、かつて勤めていた会社の同僚。
だれ一人、役員とか部長になった人が居ない気楽な仲間たちだ。
グランツリー武蔵小杉の滝の下で集合して、ヨーカドーでアジフライやレタス巻きなど好きな惣菜を買い、頭数で割り勘。それを角田邸に持ち込んで食べる。
角田邸は高層階にあり、ベランダからは多摩川越しに東京が一望できる。
皆が勤めている会社のビル、東京タワー、六本木ヒルズ、スカイツリーといったランドマークが1つのフレームに収まるのは圧巻だ。
足下には東海道新幹線。
馬込陸橋からの下りで加速してきた電車が多摩川陸橋で減速して、大きなRを右に描きながら新横浜へ向かう。
16両もある長編成が自分の人差し指程度に収まるのが滑稽でいい。
7両編成のドクターイエローなどは、人差し指の第一関節(指先に一番近い関節)に納まってしまう。
そんな「角田会」だが、コロナ禍により2020年以降は開催できていない。
そろそろ今年あたりと想い角田さんにお伺いをたてると「やりましょう」ということになり、4年ぶりに招集をかけた。
「一番好きな花」を意識したわけではないが、いつもはテーブルに座って納まりがいい4人が集まっていたが、今回の参加者は5人。
ところが、それぞれの角田会メンバーが楽しみにしていた前日、事態は暗転していく。
口火を切ったのはやなせさん
奥様がコロナに罹ったとのことで参加を自粛したいという。
こればかりは、仕方がないことだ。自身は健康なだけにさぞかし残念だろう。
その数時間後、ともちゃんがつづく
お子さんの具合がよくないので見合わせたいという。
母であれば、病気の子供を置いては楽しめないだろう。
そして、最後に僕(泣)
天皇杯で声を嗄らしたものの、特に横隔膜の痛みも出ていなかったのだが、二日後になって喉が痛み始めた。
「歳をとると筋肉痛は数日遅れる」というが、これは看過できない。
元々風邪は喉痛から始まるので、いつものことなのだが、コロナ禍以降は感染を広げないと視点が、より意識されるようになった。
参加者が2人になってしまったので、今年もまた「角田会」は中止。
人が集まるということは、特に高齢者仲間にとって難しくなっている。
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