緑の瓶ビールが好き♡
僕はかつて、とてもビールが好きだった。
その後、いろいろな出来事があり、最近は滅多にのむことはなくなった。
ビールが美味しいと想うようになったのは、社会に出てすぐの頃だったと想う。
当時、できたばかりの「長崎オランダ村」に行く機会が多く、そこで売られていたグロールシュというビールを飲んだ時、ビールの泡が弾けると同時に、僕のなかでも何かが弾けた。
それまでに飲んでいた、ビールにはない爽快感があった。
言い方を変えれば、水のように飲めた。
そのビールは呑んでいる途中で密封できる特殊な栓が付いた緑色の瓶。
瓶が素敵なのでお土産に買って帰って、飲んだ後は何かに使えると想ってとっておいたが、何かにつかった記憶はない。
同じ頃、キリンが出していた「ハートランド」も緑の瓶。
「エンボス加工のグリーンの瓶は美しく、呑んだ後はインテリアに使える」
としらべるに書いているが、今になって想えば「どんなインテリアだ」と想う。
当時、僕が「三度の飯より好き」だった佐野元春のバンドは「THE HEARTLAND」それもあって、このビールは見かければいつも買っていた。
■ハートランド
100%麦芽、100%アロマホップの生ビール
ビールは本来、麦芽100%で作るものだが、キリンラガー、アサヒスーパードライを始め、国産のほとんどのビールは、米、コーンスターチなど副原料を使って製作原価を安くあげている。
1999年以降、モルツを中心とした「100%麦芽」合戦が盛んになったが、ハートランドは1986年発売時にそれを実現していた。
ここ数年、ビールを呑む機会はめっきり減った。
以前ならば、テレビCMや雑誌で新しいビールが紹介されれば、一度は口にしたものだが、それもしなくなった。
そんな僕が「これは飲みたい」というビールが登場した。
「飲む」という漢字を使ったのは、それがノンアルコールビールだから。
Heinekenのエライ人がプロモーションで来日して、WBS(テレ東)のインタビューに答えていた。
「このビールは、ビールと同様の工程で醸造した後、アルコールを抜いているので、ハイネケンビールの味わいに近いのです」
確かそんな内容だったと想う。
外観は"緑の瓶のHeineken"そのもの
味が同じで酔わないならば、そんなにいいことはない。
■Heineken0.0
ノンアルコールビールとしては世界No.1の売上
ロングネック瓶(330ml)196円
2017年、販売開始
以降、世界110の市場で販売
2023年9月20日
日本販売開始を発表
2023年10月16日
日本全国販売開始
発売日からしばらくは、何気にコンビニやスーパーをのぞく。
だが、何処にも売っていなかった。1本たりとも。
そこで、ネット通販を探してみたが、どこも1ケース24本売りが最少単位。
美味いものならば、24本あってもけっこうだが、1本飲んで「これはない」となった時、あとの23本がつらい。
だが、その後も何処でも売られる気配がない。
結局、ひと月後、amazonでちょっと安くなったのを見計らいケース買いした。
3,890円(162円/本)
満を持して冷やしたHeineken0.0を手に取る
「あ、栓抜きがいるのか」
と慌てて、栓抜きを探す^^;)
一口飲む
「あ、*****」
その言葉を飲み込んだ。
エンボスの緑の瓶が素敵だ
飲んでいる時に、その凹凸を撫でるのが心地よい
冷やしていると冷蔵庫の中で緑の瓶が映える
ものごとは、いいところを見ていけば、心穏やかに生きていける。
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